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【カップ麺】日清「ラ王 香熟コク味噌」普通に美味しい味噌ラーメン。

今回は日清の「ラ王 香熟コク味噌」です。ラ王と言えば高級カップ麺の代名詞。調べてみると、1992 年に生タイプのカップめんとして誕生したということですから、もう20年以上経っているんですね。当時はインスタントラーメンもついにここまで来たかと思ったもんです。300円ぐらいのイメージがあったんですが、今は定価198円 (税別)と結構リーズナブル!

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まずは「ラ王」の歴史など!

生タイプめんの初代「ラ王」が惜しまれつつ生産終了したのは2010年8月2日。そして2010年8月24日、新たに日清独自の特許技術によるノンフライ麺を採用したラ王が復活すると発表され、9月6日より2代目が発売されたそうなんですが、その際に一悶着あったみたいです。Wikipediaにこんな話が載ってました。

2010年8月から9月にかけて、初代から2代目への移行の際、生産終了などと消費者を煽った上に直近に行われる予定のフルモデルチェンジを明確に公表せず、一か月も経たない期間で同ブランド名新商品の発表・発売を行う手法には、消費者からの反発が相次いだ。インターネット上などにおいても「閉店商法だ」「追湯商法にしてやられた」との批判があがった。

そんなことがあったんですね。知りませんでした。どうやら初代の生産終了に当たり、日清はわずか1か月後に「ラ王」ブランドを復活させることを隠したまま、特設サイト「ラ王追湯式典」(追悼ならぬ追湯。「ツィート」の意味もかけている)なるものを開設し、全国のラ王ファンから惜別のコメントをTwitterで募集する大キャンペーンをやったらしいです。まさに閉店商法。5年前で良かったですね。今こんなことやったら大炎上でもう取り返しがつきませんよ。で、パッケージを上から見たらこんな感じ。

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金の縁取りがゴージャス!で、カタチが独特です。八角形。英語で言うとオクタゴン。でも「オクタゴン」と言えば私にとってメヒコのルチャドールのこと。
そう言えば、なぜか手もとにこんなモンがありますよ。

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20年以上前にメキシコで買って本棚に飾りっぱなしだったものですから、なんか手が汚れてますが気にしないでください。今度洗剤つけて洗ってやろう。

さっそく、つくってみる。

この商品は、今年1月にリニューアルして発売されたもの。

今回のリニューアルでは、煮込み調理をした「日清ラ王 袋麺」のような「しなやかで、つるみのある食感の麺」を湯かけ調理のカップ麺で再現。お求めやすい価格はそのままに、こだわりの“まるで、生めん。”食感の麺がさらに美味しく、しなやかに進化しました。

なるほど、ポイントは麺ですか。フタを開けると、かやく、焼豚、粉末スープ、液体スープと、4つの小袋が出てきます。

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これが進化した麺。

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フタの中央部に「厚切焼豚入り」とあるように焼き豚は一般のカップ麺よりやや厚め。
目測で2.5ミリぐらいでしょうかね。

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待つこと5分で出来上がり。

お湯を入れて5分経ったらフタをはがし、粉末スープと液体スープを入れます。
液体スープにラー油が入ってみるみたいで赤くて、色味がいいですね。

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これが自慢の麺。東京地区において20~50代主婦100名を対象に行ったリニューアル品の麺の好意度調査によると、100人中92人が「さらに美味しく、しなやかになった」と認めたそうですよ。奥さん!

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さて感想は?

スープは「ピリ辛濃厚味噌味」とありますが、さほど濃厚でもないような。まあこれは「濃厚」という言葉のイメージが、自分の中でかなりしょっぱくてドロドロした感じなんで、そう思うだけかもしれません。十分にうまいスープです。そしてポイントの麺はつるりとしていて、さすが「まるで、生めん」と謳うだけありますね。でも、それだったらあと100円か200円出して生めんのラーメンを食べればいいわけで…、まあそう言ってしまうと身も蓋もありませんが。かやくは青ネギ、白ネギにコーンが5粒ぐくらいあったかな。なんかガツンと強烈なインパクトがあるというより、優等生的な普通に美味しい味噌ラーメンです。でも「ラ王」なんだから、もっと突き抜けて欲しいんですよ。ごちそうさまでした。

<商品データ>
◎価格:198円 (税別)
◎内容量:119g (めん75g)
◎カロリー:446kcal
◎発売日:2015年1月19日

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