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【書評】100歳を過ぎてもボケない人に共通する5つのこと~「生き方のツケがボケに出る」

できればボケずに死を迎えたい!
そう考えている方も多いのではないでしょうか。
今回はこの本から年を重ねてもボケない人に共通する5つのことをご紹介します。

もはやボケは他人事ではない。

認知症に関しては20代前半から関心がありました。就職活動の際にある会社の面接で「いま興味のあることは?」との面接官の質問に「ボケ老人」と答えた思い出があります。しかし当時(1980年代初頭)は、まだこの問題に対する関心は低く、「若いのになんでそんな問題に興味があるのだ」と怪訝な顔をされたのを覚えています。

それから30年以上が経過し、日本は世界でも例を見ないほどのスピードで高齢化社会となりました。私も50半ばを過ぎ、若い頃よりもはるかに身近にその問題を感じています。なんとかボケないためのヒントをつかめないかと思い、この本を購入しました。

こんな人は年を取ってもボケない!

筆者は認知症治療に関して豊富な経験を持つ医師。長年の医療現場での実例に基づいて、予防方法を解説しています。

この本で一番知りたかったのが、どのような生活を送ればボケないか。その答えは最初の章で紹介されています。100歳を超えてもまだ体も頭も健康でかくしゃくとしている800名を超えるご老人のうち、特に優秀だった20名を調査したところ、以下のような共通点が見つかったということです。

1.体が頑健で、足腰がしっかりしていること。
2.生き甲斐、趣味、交友があり、人生を楽しんで生きておられること。
3.意欲、好奇心や向上心、研究心の旺盛な人。
4.積極的で自己主張の強い性格。
5.酒、タバコはやらない。

なるほど。すべて納得行きますね。私の場合、5の「酒をやらない」というところが引っかかってしまいます。あと、4の積極的で自己主張が強いというのもイマイチそうじゃない気も。強引にまとめると、好奇心を持っていろんなところを歩き回ればいいんですね。もっと旅行しよう。

ボケ防止に効果のある趣味

後半にはぼけ防止に効果的な趣味も載っていました。

ボケに特に予防効果がありそうだと判定されたものは、種別すると、
1.囲碁、将棋、麻雀
2.音楽を聴く、弾く、歌う
3.詩、短歌、俳句
4.ゲートボール、グランドゴルフ、およびスポーツ観戦
5.生け花、園芸
6.目的のある読書
などがあった。

「歌う」とありますが、不思議なものでカラオケは効果があまりないそうです。それは昔慣れ親しんだ歌を繰り返し歌うことが多いため。何でも同じことの繰り返しは良くないらしいです。

ここにはありませんが、ブログを書くことも効果がありそう。私も読んだ本、見た映画の感想を少しでもここに書くようにしていきたいと思います。

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