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【書評】バズりたいならこれを読め。公開!PVを100倍にするブログタイトルの秘密。「1行バカ売れ」(川上 徹也著)

ブログのタイトル、悩みますよね。
気のきいたものにしたいけど、ありきたりのものしか思いつかない…。
今日は1行バカ売れ (角川新書)」(川上 徹也著)から、どのようにしてタイトルを考えれば、PVアップにつながるかをご紹介します。

1.売れる言葉には法則がある?

最近、こんなニュースを目にしました。

「おじいちゃんのノート」に大反響 孫がツイッターで拡散→在庫の山に注文殺到 奇跡を生んだ数々の偶然

東京都北区の小さな印刷所が手作りしている「方眼ノート」。元日に、ある女子専門学校生がツイッターでつぶやいたことで、注文が殺到しています。「うちのおじいちゃんのノート、費用がないから宣伝できないみたい。Twitterの力を借りる」。特許をとって製品化したものの数千冊の在庫を抱えていたノートに、一気に注文が入り始めました。

このようにたった1行の言葉で、それまでさほど売れなかった物が、爆発的に売れることは実際にあります。この本はそんな爆発的ヒットを生み出す「売れる言葉の法則」をテーマとしています。

2.何を言えば相手が「自分に関係ある」と感じるか?

では売れる言葉を生み出すにはどうすればいいのでしょう。
大切なのはまず「自分に関係ある」と思ってもらうことと筆者は言います。
例えば、どんなに手軽で有効なダイエット方法があったとしても、自分が痩せてると思っている人は全く関心を示さないでしょう。見る人に自分のことだと思ってもらうには、次の5つのことを訴求するといいようです。

自分ごとにしてもらうための5W

W1 ニュースを知らせる
W2 得することを提示する
W3 欲望を刺激する
W4 恐怖と不安でやさしく脅す
W5 信用を売りにつなげる

3.どのように言えば人は立ち止まってくれるのか?

とはいえ、たとえ自分のことだと思ってもらったとしても、情報がこれだけ溢れる今の世の中で、普通に呼びかけたところで誰も聞いてはくれません。では、どうすれば目をとめてくれるようになるか、この本ではそのための10の方法を紹介しています。

立ち止まってもらうための10H

H1 ターゲットを限定する
H2 問いかける
H3 圧縮して言い切る
H4 対比&本歌取り
H5 誇張をエンタメ化
H6 重要な情報を隠す
H7 数字やランキングを使う
H8 比喩でひきつける
H9 常識の逆を言う
H10 本気でお願いする

そして前の5Wとこの10Hを組み合わせて使うと、素晴らしい効果を発揮すると言います。

4.1行バカ売れの実例を多数紹介

具体的にはどうすればいいのか?
その方法論は書いてありませんが、その代わりにこの本では、
1行(短いフレーズ)でバカ売れした実例を多く紹介しています。

◎ニューヨークの日本食レストランで「タラの卵(cod roe)」としてメニューに載せていた明太子を「博多スパイシーキャビア」に変えたらバカ売れ。
◎「東大・京大で1番読まれた本」という有名大学の権威を拝借したコピーで「思考の整理学」がベストセラーに。
◎「芸能人は歯が命」という絶妙のコピーで、高級歯みがきアパガードが大人気商品に。
◎「同情するなら金をくれ」という圧縮して言い切ったコピーでドラマ「家なき子」が大ヒット。
◎写真に添えられた「千年に一度の逸材」というコピーで福岡のアイドル・橋本環奈さんにオファー殺到。
などなど

ブログのタイトルを日頃何気なくつけてしまってる私には、結構参考になった一冊でした。

で、考えたのが本日のタイトル
バズりたいならこれを読め。公開!PVを100倍にするブログタイトルの秘密。

こんな風に考えました。

バズりたいならこれを読め→W2得することを提示、W3欲望を刺激、H3圧縮して言い切る
公開!→W1ニュースを知らせる
PVを100倍にする→W2得することを提示、W3欲望を刺激、H7数字やランキングで言う
ブログタイトルの秘密→ H1ターゲットを限定する

果たして結果は出るでしょうか?

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