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【メシ屋&酒場紹介・昼間から飲める店】五反田「立呑処 へそ 五反田店」平日14時、土曜12時から。平日18時まではサワー180円からとお得。

この日、五反田で仕事が終わったのは午後6時過ぎ。あと20分ほど早かったら、都内某所にある行きつけの酒場に急行する予定でしたが、あそこは8時には閉まっちゃうので、この時間からでは間に合わない…。というわけで五反田でサクッと飲める店を探します。

場所はわが青春の街・五反田の目黒川沿い

実は五反田という街、私が23歳から16年間通った会社がある場所でして、土地勘には自信あり。といっても、もう20年ぐらい前のことで、当時週6~7で通ってた東急池上線ガード下の「竹の子」は派手派手なチェーン店っぽいラーメン屋になってるし、他にも馴染みだった店はカゲもカタチもありません。あの頃、日々濃密な時間を共に過ごしたみんなは、いったいどこに行ったのやら。そんな一抹のさみしさを抱え、目黒側沿いを歩いていたとき、目に飛び込んできたのが白の看板に浮き出た「へそ」「へそ」という文字。よく見ると「立呑処 へそ 五反田店」と書いてあります。ガラス越しに中を見るとサラリーマンの皆さんで賑わっている模様。よし、入ってみましょう。

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チューハイは340円。サクッと飲める立ち飲み屋

入口は引き戸が3つあります。その一番右に「入口」と書かれており、こちらから入るようです。入店したことに気づいてくれた中国の方と思われる美人店員さんに「奥へどうぞ!」と案内されます。どうやら一人客は奥にあるキャパ5~6名の直線カウンターに通されることになっているみたいですね。

私は入店して1分以内にドリンクをオーダーする“ファーストドリンク1分ルール”を自らに課していますから、メニューにあるかないかわかりせんけど「チューハイ」と一言。すると美人店員さんはレジの後ろにあるサーバに向かうと、やや多めの氷を入れたジョッキに泡立つ透明な液体をジュワーッと注ぎ、40~50秒ほどで出てきました。ここでカウンター上に貼ってあるメニューを見るとチューハイは340円。入る前に勝手にチューハイは280円ぐらいだろうなと思ってたんですけど、予想よりやや高かったですね。

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そしてツマミ。目に付くのはハムカツとかメンチカツ、コロッケなどの揚げものばかり。ちょっとヘビーなので、もっと軽めのモノはないかと思っていたら、頭上におでんのメニューがありました。で、厚揚げと大根をオーダー。各150円。カウンターの目の前におでん鍋があって、そこから美人店員さんが大根を取ろうとしているのですが、箸が滑って2、3回失敗します。若干ヒヤヒヤしながら見ていたのですが、無事とれて到着。

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平日18:00まではサワー180円~、生ビール290円と激安

ドリンクとツマミが揃って一息ついて、店内を見渡します。客層は仕事帰りの会社員の2~4人連れが多く、皆さん今日一日の労働の疲れをここで癒やしておられる様子。一人客は少なく、カウンターに3、4名。隣は常連っぽい男性で、カウンター内で忙しく調理するマスターにしきりに話しかけています。こりゃ面倒臭い系の人と判断。

私は酒場に一人で飲みに来る人は、大きく2つのタイプに分けることができると思うんですよ。店の人や常連仲間、たまたま隣にいた人など人と話したくて来るタイプと、ただ飲みたくて来るタイプ。で、この人は前者。私は後者ですから、できるだけ関わらないようにしようと思い、目線を合わせないようにテレビでやっているニュースを見ながらチューハイをグイッと流し込みます。氷が多いので、チューハイ自体の量はあまり多くなくて、すぐに飲み干してしまいました。

で、チューハイをおかわりするとようやく落ち着き、メニューなどをじっくり眺める余裕も出てきましたよ。どうやらココのウリは、平日18:00まではサワー180円~、生ビール290円と激安ということ、そして串カツ5本盛りの「晩酌セット」が750円、ハムカツと酎ハイのセットが550円からとお得なセットがあること。この日は入店したのがすでに18時半過ぎで、串カツもハムカツも食べたくなかったのでパスしましたが、こういうのを利用すれば随分安く飲めるわけですね。そして月~金までは14時、土曜日は12時からやっているので昼飲みにピッタリ。この日は結局、チューハイを4杯飲んで40分ぐらいでお愛想。1700円ぐらいでした。ごちそうさまでした。

<地図>

<店舗データ>
◎住所:東京都品川区西五反田1-4-8 秀和レジデンス1F
◎交通手段:各線「五反田駅」徒歩3分
◎営業時間:[月~金]14:00~23:30 [土]12:00~21:00
※GW祝日も営業
◎定休日:日曜日

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