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【酒場紹介・昼間から飲める店】高知「葉牡丹」毎日11時から営業!創業60年以上の歴史を誇る名居酒屋

高知市の「葉牡丹」は創業60年以上の歴史を誇る、この地を代表する居酒屋です。毎日午前11時からやっています。

高知市の中心街にある歴史ある居酒屋

旅に出ると、昼間から飲める店があるかどうかが心配事の一つ。でも高知の場合は安心です。というのも毎日11時からやっているこの「葉牡丹」があるから。場所は高知の中心街、西鉄インや四国銀行本店なんかがある「はりまやばし電停」交差点から路面電車の通る電車通りを西(高知城や市役所方面)へ200メートルちょっと行ったところ。この辺りはオフィスビルやショップばかりなんですが、突然現れる木造2階建ての店は風格さえ漂っており、初めて見たときは感動しました。毛筆調の特徴ある文字で「葉牡丹」と書かれた白い看板が目印。暖簾はいろんな色があるみたいですけど、この日は白いヤツでした。

引き戸を開けて店内に入ると、まず厨房を囲む形で変形L字型のカウンター席があります。15席ぐらいですかね。その先に2人~4人がけのテーブル席が様々な配置され、奥へと続いています。2階には行ったことはありませんが、100名規模の宴会にも対応できる大広間や個室、掘りごたつ席があるようです。店のHPには最大150名とあるので、キャパは1階が50名、2階が100名ぐらい。

年季を感じさせる店内。雑然としていますが、なぜか落ち着いて居心地がいいんですよ。

多彩なメニューは見ているだけで楽しくなる!

メニューは実に多彩。テーブル上に綴じたものが置いてありますが、壁のあちこちにもおすすめメニューが貼ってあります。「串揚」は1本からOKで61円から。一品物には「煮込みトーフ」「おでん」など。

もちろん高知ならではのメニューも充実。「かつお塩タタキ」(1028円)をはじめ、「タタキ盛り合わせ(かつお、ウツボ)」(1080円)、「鯨握り」(1028円)などの寿司・刺身メニューもそそられますね。

月曜日から土曜日の午前11時から午後2時まではランチもやっています。「フライ定食」や「焼肉定食」が544円、「親子丼」「カツ丼」などのセットが648円、「唐揚げ定食」、「ロール野菜いため定食」が698円とお手頃価格。

まずはビールから昼飲みスタート

席につくと店員さんに飲むのかランチなのかを尋ねられたので飲むことを告げ、まずは「キリンビール(中瓶)」(514円)を頼みます。

つまみはさっきの貼紙で目に付いた串揚。「ネギ」と「うずら」を1本ずつ(各71円)。

一緒に頼んだ「野菜サラダ(462円)」は、中央にホワイトアスパラとグリーンアスパラ、その下にレタスとキャベツの千切り、さらに脇にはトマト、パセリ、そして半球状のポテサラまで添えられています。盛り付けといい、彩りといい実に芸術的! 歴史を感じさせる店内の様子とギャップあり過ぎ。

ビールの後は「酎ハイ」といきたいところですが、なかったので「樽ハイ(レモン)」(359円)に移行。ちなみにレモンスライスは、上の野菜サラダに入ってたものをサラダに一絞りした後に投入。

「若鶏串焼」(348円)は5本セット。肉は柔らか。タレは甘辛く、辛子をつけると辛さが加わっていい感じ。

この日はウィークディで店に入ったのは午後12時30分頃。店内はランチタイムのビジネスマンの2~4人グループやおばちゃん数人組、すでに飲んでいる先輩・同輩たちで7割ぐらいの入り。店内のあちこちから飛ぶ注文の声にフロア担当の店員さんがテキパキと対応しています。手が空くとフロアの要所要所に立って待機されているので追加注文もしやすいです。細かいことですけど、こういうのって本当にありがたい。あと、高知に来るといつも思うんですが、私のような県外からの観光客に対してもウェルカムな大らかな気風があって、そういうのも居心地の良さの理由の一つになっています。で、もっとダラダラいたかったのですが時刻は14時。そろそろ空港行きのバス停に向かわなければいけないということでお愛想。ごちそうさまでした。

<地図>

<店舗データ>
◎住所:高知県高知市堺町2-21
◎交通手段:はりまやばし電停交差点南側を西へ高知銀行の2軒西隣。
◎営業時間:通常11:00~23:00 ランチ11:00 ~ 14:00 ※日曜・祝日はランチは無し
◎定休日:無休

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