居酒屋・立食そば店・日本映画などをレビューしています。

【立ち食いそば】宇都宮「野州そば 宇都宮4号店」昔ながらの駅ホーム上の立ち食いそば店。

JR宇都宮駅のホーム上にある「野州そば(ヤシュウソバ)宇都宮4号店」は昔ながらの駅ホームの立ち食いそば店です。

場所はJR宇都宮駅の7番・8番線ホーム上。ここは湘南新宿ライン、上野東京ラインの新宿・東京方面行き(下り)の電車が発着するホームです。以前は隣の上りホームにも同様の店があったらしいんですが、すでになくなっていました。

店はこんな感じで階段の下にあります。私が行ったのが午前10時30分過ぎ。中では店員さんが何やら準備中で、自動券売機には「11:00開店」との貼り紙がしてあって稼働していませんでした。

メニューは暖かいそば・うどんのみ

しかたがないので30分ほど駅構内で時間をつぶし、11時の開店直後に再び訪問。まずは店頭にある自動券売機で食券を購入し、中の店員さんに渡してオーダーします。この券売機は大江戸そばなどJR東日本系のNRE(日本レストランエンタプライズ)の駅そば店ではなじみのあるタッチパネル式のものですが、見るとメインメニューはそば・うどんのみの9種類。ご飯ものはなく、冷やし類もありません。店員さん1名体制のようだったので、オペレーションを考えてメニューを絞っているものと考えられます。価格はベースとなる「かけそば・うどん」が290円、「かき揚げそば・うどん」が400円と、大江戸そばなんかと同じ価格設定。

店は完全立ち食い式。変形コの字型カウンターとなっており、キャパは8~9人程度。カウンターの上には冷水を入れた透明なウォーターピッチャーとコップが用意してあります。

チケットを渡して「そば」を指定すると、店員さんはビニール袋から茹でそばを取り出し、お湯にサッとくぐらせます。そして茹で上がったそばにつゆとかき揚げを入れて、ネギをトッピング。そしてわずか1分ちょいで出てきたのがこちら。「かき揚げそば」(400円)。

上から。

独特の趣きがあるホームでの一杯

そばは角がなくまるくてフワフワタイプ。つゆは塩っぱすぎることもなくごく一般的なつゆ。かき揚げは玉ねぎやニンジンも入っていたんですが、野菜よりも衣メインのこちらもフワフワタイプ。クオリティとしては同じく駅構内にある「いろり庵きらく」の方が完全に高レベルですが、ホームでの立ち食いは独特の趣きがありますから、これぐらいのレベルでも全然満足。ただ、数年前の食べログなんかのレビュー記事に比べると、メニューも営業時間も縮小・短縮傾向にあり、今後の存続が心配されます。立ち食いそばファンとしては、これはこれで残しておいてもらいたいです。ごちそうさまでした。

<私の評価(5段階)>
★★★☆☆ 3.3(まあまあ気に入った)

<地図>

<店舗データ>
◎住所:栃木県宇都宮市川向町1-23 JR宇都宮駅 7・8番線ホーム
◎交通手段:宇都宮駅ホーム上
◎営業時間:11:00~20:00
◎定休日:無休

最新情報をチェックしよう!