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【立ち食いそば】立川「奥多摩そば」ホーム上の立ち食いそば店で、名物「おでんそば」をいただく。

JR立川駅にある「奥多摩そば南武ホーム店」はその名の通り、南武線のホームにある立ち食いそば店。名物「おでんそば」をいただきました。

南武線ホーム上の立ち食いそば店

JR立川駅には以下の4つのホームがあります。

◎1・2番線/青梅線、五日市線直通電車が発着
◎3・4番線/中央線上り電車が発着
◎5・6番線/中央線下り(一部青梅線、五日市線直通)電車が発着
◎7・8番線/南武線が発着

この4つのホーム上にそれぞれ立ち食いそば店があるのですが、そのうち1・2番線と7・8番線にあるのが「奥多摩そば」で、3・4番線と5・6番線にあるのが「清流そば」です。そのうち「清流そば立川5・6番線ホーム店」はこのブログでもご紹介しました。

ノツログ

今回は「清流そば立川5・6番線ホーム店」をご紹介します。 目次 1 「奥多摩そば」から「清流そば」に店名変更2 ここで立…

今回行った「奥多摩そば南武ホーム店」は南武線(7・8番線)ホーム上です。

入口右脇にはタッチパネル式の自動券売機。JR東日本グループの日本レストランエンタプライズ(NRE)系の立ち食いそば店共通のものです。ここでチケットを購入し入店後、店員さんに注文するシステム。値段はベースとなる「かけそば・うどん」が270円で、「かき揚げそば・うどん」が380円と、同じくNRE系の「大江戸そば」と同じ価格。

店内は一直線の立ち食いカウンターのみで、キャパは6名程度。ウィークデイの午後1時25分ごろに入店すると先客は学校帰りの高校生男子二人組と60代ぐらいの男性が2名。空いていた左端にスペースを確保し、店員さんにチケットを渡し「そば」と指定します。店員さんはおばちゃん1名体制。「おでんはさつま揚げでいいですか」と聞かれたのであまりよくわからないまま「はい」と返答。実は知らなかったのですが、店内のポスターを見たら、「おでんそば・うどん」の場合、具は「さつま揚げ1枚」「がんもどき2個」「玉子2個」「がんもどき1個+玉子1個」の4種類から選べるようになっているようです。カウンター右端にある給水器まで行ってコップに水を入れていると、「おでんそば、ここに置いときますよ」というおばちゃんの声が聞こえます。「はい」と答えてコップを手に左端のマイスペースに戻り、カウンターの上に置いてあったのがこちら。「おでんそば(さつま揚げ)」(410円)。

さつま揚げは直径10センチはあると思われるビッグサイズ。

そして、カウンター上に置いてあった辛子を迷わず投入。すると、それまではかけそばにたださつま揚げをのせただけみたいな感じだったのが、一気に「おでん感」がアップ。こういう細かいところが大事ですね。

70年以上愛されてきた「おでんそば」

さて、この「おでんそば」、店外のポスターに“立川駅名物”と書かれています。なぜ?と思って調べて見たら、かつて立川駅前に店舗を構えていた中村亭(現エヌアールイー中村亭)が昭和20年ごろに考案したメニューだとのこと。お客さんが、おでんをそばの上に乗せて食べているのをヒントに開発し、以来70年以上愛されているのだとか。この中村亭は、かつて東京都立川市に本社を置いていた駅構内営業業者で、鉄道開通まもなくより北口で旅館と汽車の待ち合いの茶屋として営業を開始。1901年に当時の甲武鉄道より立川駅仲売業および駅構内売店業の承認を受けたということですから、品川駅の常盤軒や千葉駅の万葉軒、大船駅の大船軒などと同様の位置づけのお店ですね。

さて、いただきます。まずつゆを一口。かつお出汁が香り、心なしかおでんのつゆのような優しい味わい。そば柔らかでコシがないフワフワタイプで、「大江戸そば」などと同様のNREの自家製麺だと思われます。そして今回のメインのさつま揚げ。直径もありますが、厚さも1センチ以上あって結構なボリューム。しっかりと歯ごたえもあり、食べ応え十分です。ただ味が単調なので後半はやや飽きてきますが、辛子を加えるなどして味を変えつつ完食。ごちそうさまでした。今度はがんもと玉子にしてみたいですね。

<私の評価(5段階)>
★★★☆☆ 3.5(まあまあ気に入った)

<地図>

<店舗データ>
◎住所:東京都立川市曙町2-1-1 JR立川駅 7・8番ホーム

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