【日本映画】2017年アマゾンのプライム・ビデオで見て良かった映画を5本選んでみた。

毎年年末に書いていたこの記事、今回も書こうと思ってざっと調べて見たら2017年は2016年のほぼ3倍の36本見ていました。まあ、それだけヒマだったということですね。困ったもんです。その中で個人的ベスト5をご紹介します。

第1位 横道世之介(2013/沖田修一監督)

長崎の港町で生まれた横道世之介(高良健吾)は、大学進学のために上京したばかりの18歳。嫌みのない図々しさを持ち、頼みを断れないお人好しの世之介は、周囲の人々を惹きつける。お嬢様育ちのガールフレンドの与謝野祥子(吉高由里子)をはじめ、入学式で出会った倉持一平(池松壮亮)や加藤雄介(綾野剛)など、世之介と彼に関わった人々が過ごす青春時代。16年後、世之介に起こった出来事から、愛しい日々と優しい記憶の数々が鮮やかにそれぞれの心に響きだす……。

悲しいシーンは一つもないのに最高に悲しくせつない映画。これがダントツで1位ですね。何の予備知識もなく見始めたときは、自分の苦手な青春群像映画かなと思ったんですが、見続けるうちにどんどん引き込まれていきました。横須賀の店で祥子が大笑いするシーンや、世之介がスキーで骨折した祥子を見舞いに行った場面なんて、今でも思い出しただけでウルッと来てしまいます。それにしても吉高由里子は可憐で魅力的でした。

<映画データ>
監督:沖田修一
出演:高良健吾、吉高由里子、池松壮亮、伊藤歩、綾野剛、井浦新

第2位 愛のむきだし(2009年/園子温監督)

幼い頃に母を亡くし、神父の父テツと二人暮しのユウ。理想の女性“マリア”に巡り合うことを夢見ながら、平和な日々を送っていた。しかしテツが妖艶な女サオリに溺れてから生活は一変。やがてサオリがテツのもとを去ると、テツはユウに毎日「懺悔」を強要するようになる。父との繋がりを保つために盗撮という罪作りに没入していくユウ。そんな彼はある日、罰ゲームで女装している最中に、ついに理想の女性ヨーコと合うが……。

4時間近い作品なのに疾走感がハンパないので長さは気になりません。そんなことあるわけないだろうというシーンの連続ですけど、最後は感動してしまう始末。見ているうちにグイグイと引っ張られて、気がついたら主人公を応援している自分がいました。園子温監督恐るべし。

<映画データ>
監督:園子温
出演:西島隆弘、満島ひかり、安藤サクラ、渡部篤郎、渡辺真起子

第3位 百円の恋(2014年/武正晴監督)

斎藤一子(安藤サクラ)は32歳にもなって、実家に引きこもり、自堕落な生活を送っていた。ある日、離婚して出戻り中の妹の二三子と大ゲンカになり、一子が家を出ることに。仕方なく、100円ショップの深夜労働を始めるが、そこは、様々な問題を抱える、個性豊かな底辺の人間たちの巣窟だった。一子の唯一の楽しみは、近くのボクシングジムで練習をする一人の中年ボクサー・狩野(新井浩文)を見ることだった。ある日、100円ショップに来た狩野からデートに誘われた一子は、初めてボクシングの試合を見る。それは狩野の引退試合だった。殴り合い、肩を叩き合う、ボクシングの試合に一子は強い羨望を抱き、自らもボクシングを始める。一方、引退試合で負けた狩野は自暴自棄になり、深夜の100円ショップに転がり込んでくる。そんな狩野を介抱するうちに体を重ねるようになり、二人の生活が始まるが・・・。

安藤サクラの本気度がすごいなぁという映画。こだわっているなと思ったのがバックで流れる音楽。主人公が怠惰な生活をしている最初の方はダルそうなブルースっぽい曲だったのが、話が進み主人公がどんどんボクシングに熱中して体つきも研ぎ澄まされていくにつれてアップテンポになっていきます。それが映画全体に疾走感を与えていました。あとボクシングジムの会長がナイスキャラクター。普通ならこの手の登場人物は主人公の頑張りを手放しでたたえ応援する“いい人”になりがち。でもこの会長は目の前でトレーニングに黙々と汗を流す主人公に目をやることもなく、かといって何か嫌がらせをするでもなく、最後まで「ボクシングは甘くない」と言っている何かつかみどころのない人物。

<映画データ>
監督:武正晴
主演:安藤サクラ、新井浩文、稲川実代子、早織

第4位 永い言い訳(2016年/西川美和監督)

人気作家の津村啓こと衣笠幸夫(きぬがささちお)は、妻が旅先で不慮の事故に遭い、親友とともに亡くなったと知らせを受ける。その時不倫相手と密会していた幸夫は、世間に対して悲劇の主人公を装うことしかできない。そんなある日、妻の親友の遺族――トラック運転手の夫・陽一とその子供たちに出会った幸夫は、ふとした思いつきから幼い彼らの世話を買って出る。保育園に通う灯(あかり)と、妹の世話のため中学受験を諦めようとしていた兄の真平。子供を持たない幸夫は、誰かのために生きる幸せを初めて知り、虚しかった毎日が輝き出すのだが…。

本木雅弘の演技のうまさに脱帽。男のいやらしさとか嫉妬を巧みに演じていました。また、竹原ピストルを愚直なトラック運転手役にキャスティングするところにはセンスを感じます。

<映画データ>
監督:西川美和
主演:本木雅弘、竹原ピストル、藤田健心、白鳥玉季、深津絵里、堀内敬子、池松壮亮

第5位 イヴの時間 劇場版(2010年/吉浦康裕監督)

未来、たぶん日本―――。ロボットが実用されて久しく、アンドロイド(人間型ロボット)が実用化されて間もない時代。ロボット倫理委員会の影響で、人々はアンドロイドを“家電”として扱う事が社会常識となっていた時代。頭上にあるリング以外は人間と全く変わらない外見により、必要以上にアンドロイドに入れ込む若者が現れた。高校生のリクオも幼少の頃からの教育によってアンドロイドを人間視することなく、便利な道具として利用していた。ある時、リクオは自家用アンドロイドのサミィの行動記録に「** Are you enjoying the time of EVE? **」という不審な文字列が含まれている事に気付く。行動記録を頼りに親友のマサキとともにたどり着いた先は、「当店内では、人間とロボットの区別をしません」というルールを掲げる喫茶店「イヴの時間」だった。

この映画、説明が少ないんですよね。だから一回見ただけではわからないところがあって、飛ばしながら3回ぐらい見てようやく理解できました。でもまだわからないところが一つあるのでもう一度ぐらい見るかも知れません。

<映画データ>
監督:吉浦康裕
主演:福山潤、野島健児、田中理恵、佐藤利奈

<2017年に見た映画>
「百瀬、こっちを向いて。」
「百円の恋」
「深夜食堂」
「デッド寿司」
「血まみれスケバンチェーンソー」
「少女は異世界で戦った」
「TOKYO TRIBE」
「大洗にも星はふるなり」
「愛のむきだし」
「血と骨」
「ドライブイン蒲生」
「セトウツミ」
「二重生活」
「毎日かあさん」
「の・ようなもの のようなもの」
「愛の渦」
「ぱいかじ南海作戦」
「横道世之介」
「婚前特急」
「リップヴァンウィンクルの花嫁」
「ふきげんな過去」
「家族はつらいよ」
「迷宮カフェ」
「イン・ザ・プール」
「サッド ヴァケイション」
「真夜中の五分前」
「カノジョは嘘を愛しすぎてる」
「東京公園」
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」
「女が眠る時」
「全員、片思い」
「永い言い訳」
「四日間の奇蹟」
「SCOOP!」
「私の男」
「イヴの時間 劇場版」
「蜜のあわれ」

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