居酒屋・立食そば店・日本映画などをレビューしています。

【週間日記】2018年2月11日(日)~2月17日(土)

<前週はこちら>

ノツログ

<前週はこちら> 目次 1 2月4日(日)2 2月5日(月)3 2月6日(火)4 2月7日(水)5 2月8日(木)6 2…

2月11日(日)

朝6時50分起床。建国記念の日。戦前の紀元節。原稿制作の続きなど。朝食時に録画しておいた「ゴッドタン」を見る。今回は「腐り芸人セラピー 後編」。鬼越トマホークの喧嘩を止めに入った芸人を怒鳴るくだりで、的を射た指摘が続出。特におぎやはぎの矢作さんに対する「大物の隣にいるコバンザメ感が強い」という一言がいい。とんねるずの番組で「タカさん、タカさん」と石橋貴明にすり寄る姿が頭に浮かぶ。17時30分頃に家を出て「焼鳥やっちゃん」へ。天気予報では暖かい一日と言っていたが外に出ると風が強くて思っていたよりも寒いじゃないか。本日はカウンター席で、店員さんは男性1名。目の前には日本酒の一升瓶が置いてあり、島根・温泉津(ゆのつ)の若林酒造の「開春」があった。ラベルを見ると下の部分に「山口」という文字。島根なのに山口?と疑問に思う。さっき調べて見たらこの蔵の杜氏さんが山口竜馬さんという方だかららしい。しかも山口さんは広島出身。名前からは高知臭が強烈に漂ってくるし、なんともややこしい。日本酒は味と共にそのバックグラウンドまで楽しむもの。日本酒メニューにどんな蔵でどんな人が作ったかが書いてあると面白いなと思う。つまみはキャベツ味噌、青のり温豆腐、ねぎま、鳥皮といつも頼むものに加え、ボードにあった新じゃがの串焼きを頼んでみる。ここでまた疑問。新じゃがってこの時期だっけ? 7月とか8月じゃなかったか。これまた調べて見ると新じゃがとは「春先(早くて2月)~初夏(6月頃)に収穫され、出回っているものの事」そして「南北に長い日本列島では、場所によって新じゃがの収穫時期が違う」らしい。で「2月~6月頃は、九州地区の鹿児島や長崎で収穫されたもの、5月~8月頃は、関東地区の千葉や茨城で収穫されたもの、そして7月~8月頃に北海道で収穫されたものを新じゃがといいます。」とのこと(出典はこちら)。なるほどコイツは九州産なんだな。1時間ちょい飲んで帰宅。

ノツログ

東武東上線「中板橋駅」北口から徒歩5分ほどにあった中国料理「和香苑」跡に2017年5月15日にオープンした中板橋の「焼鳥…

2月12日(月)

朝6時20分起床。振替休日。毎朝見ているNHKの朝ドラ「わろてんか」。ヒロインが見た目全く年を取らず、息子が弟ぐらいにしか見えず気持ち悪いし感情移入できない。女の一生を描く朝ドラでは後半になるに従って若い女優がフケメークをしていって、それはそれで不自然で違和感たっぷりなんだが、今回の葵わかな(19歳)の場合、童顔だしフケメークをすると違和感がハンパなくなるのであえて放棄しているのかも。今のところ見た目年齢28歳といったところ。そんな「てん」の美魔女っぷりに加え、ずっと舞台が寄席という、世間とはある意味別世界の物語なので、果たしてどの時代の話をしているのか全くつかめなくなってきた。ナレーションで小野文恵アナが時代背景をさらりと紹介してもくれないし。調べて見るとリリコ・アンド・シローのモチーフとなっているミスワカナと玉松一郎が吉本に入社してコンビを組んだのが昭和12年(1937年)3月。この年「吉本せい」は47~48歳。7月には盧溝橋事件をきっかけに日中戦争が始まるわけで、そろそろこの番組も戦争モードに突入するのか。あるいは一足飛びで戦後にワープして、それを機に一気フケメークにする展開か。朝食後、長年愛用していたブラウンの電動歯ブラシの調子が悪く充電機能が劣化してきたため、買い替えを決意しアマゾンでフィリップスの電動歯ブラシを購入。時刻は8時42分。そして到着したのが13時50分ぐらい。あまりの早さにビックリ。17時過ぎに家を出て大山方面に。ふと空を見上げると夕焼け。おおぉ…と思ってスマホで撮影。

本日は「串焼き げん 大山北口店」へ。昨年の9月18日以来のほぼ5ヶ月ぶり。にもかかわらず入店して座った直後に店長さんがキープしていたキンミヤの一升瓶を何の迷いもなく持って来てくれたので驚く。覚えていていただいたことに嬉しさを感じつつも、5ヶ月間も来なかったことを少々申し訳なく思う。メニューもすっかり新しくなっており、前はなかったおでん(ダイコン、つくね、牛筋・鳥・豚の串、うずらの卵)がお試し価格300円だったのでオーダー。

テレビではピョンチャンオリンピックの女子アイスホッケー・日本対スイス。家で見ていた第1ピリオドは日本が結構攻めていたのでひょっとするかも…と期待していたが、第2ピリオドにスイスに2点を取られ、第3ピリオドには1点奪い返したものの、さらにスイスに追加点を許し、3対1で敗れる。この競技、反則を犯した選手を退場させ収容するペナルティボックスが懲罰房みたいで面白い。かなり悪質なペナルティを犯した選手には上から大量の粉とか水が落ちてくればいいんじゃないかとか、ついついバラエティ番組的な絵を想像してしまう。1時間ちょい飲んで帰宅。

ノツログ

「串焼き げん 大山北口店」は、キンミヤ・宝・サッポロなど焼酎の一升瓶が2500円(税別)と格安で、酎ハイなど焼酎好きに…

2月13日(火)

朝5時50分起床。終日自宅で作業。朝起きてネットニュースを確認すると女子ジャンプノーマルヒルの高梨沙羅は銅メダル、スピードスケート女子1500mの高木美帆は銀メダルを獲得したそうだ。なぜ時差がない隣の国でやっている競技の結果を翌朝に知ることになるのだろうか。競技の開始時間がおかしくないか。ということで調べると、ジャンプやスピードスケートはヨーロッパ、フィギュアスケートは北アメリカのプライムタイムとかゴールデンタイムに合わせられているとのこと。結局カネの都合か。主催国は思い切り政治利用しているし、オリンピックって平和の祭典とか言って、実はその利権を巡って魑魅魍魎が跋扈するというか、有象無象が蠢くというか、ハイエナどもが群がっているんだな。夕食時に録画しておいた「月曜から夜更かし」を見る。ご当地問題は島根編。NHKのど自慢に出て話題になった男子中学生が札幌のオネエ、ハイビスカス江さんまで知っているとは。22時半過ぎから亀田の「柿の種 花椒香る 焦がしラー油風味」をつまみにチューハイを飲みながら、本日のオリンピックのハイライト的な番組を見る。スノーボードハーフパイプではクロエ・キムとショーン・ホワイトが異次元の滑り。それにしてもこの競技、「ダブルコーク1440」とか「ダブルマックツイスト1260」とか、マクドナルドのセットメニューを連想させる専門用語が続出。語感がやたらカッコ良く、にわかファンの心を鷲づかみにする。恐らく明日あたり、これらの専門用語を駆使して、この競技を自分がいかに昔から好きだったかを力説するにわかハーフパイプファンの姿が全国各地の職場で見られることだろう。しかし日本人が「1440」と言ってもテニスの40対40にしか聞こえないけど。

2月14日(水)

朝6時起床。仕事に着ていくジャケットがなくて、いくつものジャケットを着てみるが「これもダメ」「これもダメ…」とやっているうちに遅刻しそうになって焦る夢で目が覚める。昼間、スマホでオリンピックのスノーボード男子ハーフパイプ決勝を観戦。成田童夢・今井メロ両大先輩の影響か日本選手にはキラキラネームが多いようだが気のせいか。優勝は3本目の最終滑走で97.75をマークしたショーン・ホワイト。「いやぁ、あの土壇場でダブルコークフォーティーンフォーティを連続して決めてくるんだから、ショーンはさすが“絶対王者”だよ」。気分はもうすっかりハーフパイプ通。16時過ぎに家を出て酒場へ。16時50分に店に入ると先客はビリケンさんと40代ぐらいの男性二人組。NHKにチャンネルが固定されているテレビでは国会中継からオリンピックダイジェスト番組へ。競技よりも気になったのが”平昌オリンピックNHK放送サポーター”として登場している足立梨花さん。ファラ・フォーセットばりのゴージャスなヘアースタイル。でもなんで足立さん? 唐突感マックスのキャスティングだ。オリンピック放送テーマソングもそうだが、公共放送にも関わらず、どういう過程を経て誰がどういう理由で選んでいるのか謎に包まれている。オーディションとかコンペとかあるのか。17時過ぎにアイコス氏が来店。男性二人組はここが初めてのようで、いろんなお酒を試してみている。そして頼んだのが「本直し」。みりんに焼酎を加えたもので、江戸時代には夏の暑気払いとして、井戸で冷やされて楽しまれていたもの。私は甘いので苦手。8月の猛暑日の夕方、ビリケンさんが入店するやいなや「直しください」とオーダーすることがあるが、これが正解で粋なスタイル。だからこの季節に頼むヤツは無粋…なんていう気は全くないが。18時過ぎに店を出て帰宅。20時ぐらいからオリンピックのスピードスケート女子1000mを見る。小平2位、高木3位。

2月15日(木)

朝6時20分起床。原稿の直し、明日の取材の準備など。NHK朝ドラで「てん」の息子が招聘に躍起になっている世界で大人気というアメリカのレビュー団「マーチン・ショー」。どんなものかと気になったので、寺田寅彦の「マーカス・ショーとレビュー式教育」を読む。マーカス・ショーの記述は前半少しだけで、その後ほとんどは教育論。果たしてマーカス・ショーとは「一景平均五分程度という急速なテンポで休止なしに次から次へと演ぜられる舞台や茶番や力業」で、「それ自身はほとんど何の意味もないようなものでありながらともかくも観客をおしまいまであまり退屈させないで引きずって行くから不思議なものである」と記している。このショーの呼び物だったのが「金色の女」。いわゆる金粉ショー。寅彦は「なるほどどうして血の通っている人間とは思われなくて、金属の彫像が動いているとしか思われない。あんなものを全身に塗っては健康によくないであろうと思うとあまり好い気持はしなかった」といかにも物理学者らしい感想。15時40分ぐらいに家を出て酒場へ。割と暖かい。16時35分ぐらいに入店すると先客はジッポ氏と男女二人組。いつもの席に座りチューハイを飲み始める。5分後に男女二人組は帰る。テレビではNHKのスタジオからのオリンピックダイジェスト番組。16時45分ぐらいに過去の冬季オリンピックの日本選手名場面集みたいなのが流れ、その後カメラがスタジオに切り替わると”平昌オリンピックNHK放送サポーター”の足立梨花さんをはじめ、ゲストの女性解説者陣(アルペンスキーヤーの清澤恵美子さんと元カーリング選手の市川美余さんらしい)など全員がウルウルしている。私も浅田真央さんのソチオリンピックのフリーの演技が終了した瞬間の表情に目頭が熱くなってしまった。感動に浸っていたいところだったが足立さんの「思わず涙がユルんじゃいました」との迷発言に、緩みかけていた涙腺がキュッと引き締まる。その後、定量を飲み終えて帰って行ったジッポ氏と入れ替わるように17時過ぎにアイコス氏が来店。17時50分ぐらいに店を出て帰宅。20時頃からオリンピックのカーリング女子・日韓戦を見る。序盤からずっと韓国にリードされていたが第9エンドに逆転勝ち。野球の9回裏逆転サヨナラみたいな幕切れ。

2月16日(金)

朝6時20分起床。10時過ぎに取材先に向かうために家を出る。近くにある河津桜のつぼみがふくらみ始めていた。春近し。

本日の取材先は福生から徒歩20分ぐらいのところ。昭島で途中下車して改札内の「清流そば」でわさび菜紅生姜天そば(400円)。取材は13時から1時間半ほど。終了後、駅付近の繁華街(赤線跡)をしばらく散策。15時ちょい前という時刻だったので、アル中っぽい先輩が一人路地の角にうつろな表情で座っておられた以外は人通りはなくひっそりしており、営業している店はほとんどなかった。でも米軍基地がある街独特の雰囲気のある店が点在しており、テンションが上がってスマホで写真を撮りまくる。一眼レフを持ってくれば良かった。最初の写真のイラストはリリー・フランキーが描いたらしい。

その後、福生駅から青梅特快でお茶の水まで。各駅に乗り換えて秋葉原、日比谷線に乗り換えて酒場へ。16時半過ぎに入店すると先客はミルク氏。10分後に帰りしばらくは一人。17時過ぎに団塊世代と思われる男性三人組が来店。うるさくなりそうで心配していたが、熱燗1本ずつ飲んでサクッと帰っていってくれた。テレビではオリンピックダイジェスト番組。フィギュアスケート男子ショートプログラムの模様。足立さん、本日は髪をアップにしてまとめている。18時少し前に店を出て帰宅。

2月17日(土)

朝7時20分起床。昨日の取材のまとめ、原稿制作。昼食は「冷凍 日清古奈屋 カレーうどん」。クリーミーなのにしっかり辛くてスパイシーなスープが絶妙。フィギュアスケート男子フリーが気になったがあえて見ず。結果を見ると羽生・金、宇野・銀だった。同じような時間にやっていた朝日杯将棋オープン戦で藤井聡太五段が羽生善治竜王を破ったということで、ネットニュースは「羽生が勝って羽生が負けた」と書いていた。16時半過ぎからNHKのオリンピックダイジェスト番組を見る。足立さん、本日はストレート。17時25分頃に家を出て「焼鳥やっちゃん」へ。風が冷たく寒い。本日はテーブル席。店員さんは女性2名体制。キンミヤのチューハイにつまみはキャベツ味噌、青のり温豆腐、ねぎま、鳥皮。1時間ちょい飲んで、スーパーに寄って買物をして帰宅。

ノツログ

「古奈屋」は東京・巣鴨にある1983年創業のカレーうどん専門店。その看板メニューを手軽に味わえるのが「冷凍 日清古奈屋 …

<次週はこちら>

【週間日記】2018年2月18日(日)~2月24日(土)

最新情報をチェックしよう!