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【過去記事紹介】【極私的酒場論】酒場のテレビ番組で一番盛り上がるのは大相撲だと断言してしまう。

私は酒場にはテレビがあった方がいい派です。

テレビがあればなんとかなる。

日頃酒場では一人で静かに飲みたいなどと言ってはいるものの、なにしろ一人なので、飲んで食う以外にやることがありません。

「ただを次に何を頼むかだけを考えていればいい」

なんてことを言ってる人もいますが、そんなの無理。本を読んでる人も多いようで、私もやってみましたが、途中で酔っ払ってしまって、内容が全く頭に入ってこないのでやめました。

テレビをぼんやりと見ているのが一番だと思うのです。

1本のニュースが連帯感を生む瞬間。

で、テレビのいいところは、一人で飲んでいる男たちに共通の話題ができることです。

たとえば、
「自転車のサドルだけ何百個も盗んだ男がつかまりました」
というニュースが流れたとき。

「バカなヤツもいるもんだ」と誰かがつぶやき、
それに呼応するようにまた誰かが
「でもオレもその気持ちはわからないでもない」と言う。

なんていうか、知らない者同士に連帯のようなものが生まれるのです。

最強コンテンツはやっぱり大相撲。

そして、酒場での最高のコンテンツは何かといわれれば、
私は何の迷いもなく大相撲だと断言します。

たとえば、白鵬が圧倒的な力の差をみせつけ、
琴奨菊あたりに豪快に上手投げで勝ったとします。

すると「最近の日本人力士はダメだな」と誰かかがつぶやき、
「そうですよね」と誰かが返す。

また誰かが「これじゃあ面白くないよ」と言う。

それまで一人で飲んでいた
名前も素性もお互いに知らない男たちの間に会話が生まれ、
ピンと張り詰めていた場の空気がなごむ。
この瞬間がなんとも好きなのです。

でも野球はタブーだと思う。

同じスポーツでもプロ野球だとちょっとややこしくなります。

「トラキチ」とかよっぽどわかりやすい名前の店でない限り、
入った店でプロ野球をやっていると、
どちらを店主が応援しているのかわからず、リアクションしづらいのです。

下手に巨人が得点したときに歓声をあげたりすると睨まれたりすることも…。

いまだにひいきのチームが負けると
機嫌が悪くなる人というのは一定数存在するようですし…。

その点、相撲に関しては多くの人が割と寛容。
だから酒場では大相撲が最強だと思うのです。

<Photomatixの設定>
■方式:トーンマッピング(コントラスト最適化) ■強さ:100 ■トーン圧縮:0.0 ■光の効果:50 ■ホワイトクリップ:5.0 ■ブラッククリップ:5.0 ■中間トーン:0.0 ■彩度:0.0 ■色温度:0.0

<撮影日時・場所>
2014年12月30日 16:40ごろ
神奈川県横須賀市

<使用機材・ソフト>
Pentax Q7/06 TELEPHOTO ZOOM
3Shot Jpeg→Photomatix Pro 5.0.5→Photoshop→Topaz Adjust5

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