新宿御苑の「十割蕎麦 新宿御苑店」は、押し出し製麺機による本格的な十割蕎麦が立ち食いで楽しめる店。そばは「藪」と「更科」の二種類の粉から選べます。
「新宿御苑前駅」から徒歩1分
最近、立ち食いそば業界で勢力を拡大しつつある押し出し製麺機による十割そば店。「嵯峨谷」とか「つぼみ」などが人気店となっています。
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今回伺ったこの「十割蕎麦 新宿御苑店」も、押し出し製麺機による十割そばをウリとした立ち食いそば店です。場所は東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前駅」出入口2（四谷三丁目寄り）から徒歩1分。出口を出て新宿御苑前駅交差点を左折してすぐ右手に見えてくるアズキ色のビルの1階です。下の写真で赤丸で囲んだところ。
お店の入口横に貼紙があり、次のように書いてあります。
「当店の心意気」（五つのこだわり）
◎手ごね（真心、こめて）
◎打ちたて（風味、豊に）
◎茹たて（美味しい状態で）
◎国産そば粉使用（季節により、全国各地より）
◎岩手県紫波のそばつゆ（合成保存料 無添加）（化学調味料 未使用）
この日入店したのは、そろそろ混んできそうな午前11時45分。店員さんは男性2名体制。オープンしたのは2018年1月という、まだ新しい店ということで、店内はピッカピカ。入口から奥へとかけて直線カウンターが伸びています。イスはなく立ち食いで、一人分スペースに1つずつ8つのトレイが並べられています。ということはキャパは8名。ただこのカウンターの後ろにちっちゃいテーブルみたいなのがあったので、もしかしたらそちらでも食べられるかも。自動券売機はなくて、口頭でオーダーするシステムです。
そばは「藪」と「更科」の二種類の粉から選べる
この店の特徴は、そばが全粒粉の「藪」と吟醸粉の「更科」の二種類の粉から選べること。メニューはベースとなる「藪十割ざるそば」と「更級十割ざるそば」が各500円。温かいつけそばである「鶏肉十割つけそば」と「豚肉十割つけそば」が各700円。さらに厨房内の壁に新メニューとして紹介されていたのが「十割豆乳ざるそば」（600円）と「十割とろろざるそば」（700円）。そしてトッピングとして「ちくわ天」（100円）や「えび天」（200円）もあるようです。カウンターの上にある赤い箸箱の上には入れ放題のネギとわさびの小袋や調味料。その横のタッパーには刻みのりが入っています。
先客はカウンター奥に30～40代のビジネスマン2人組。カウンター中央の5と書かれた所にスペースを確保し、目の前にスタンバイしている店長さんらしき方に口頭でオーダーを告げます。精算しようとしたところ「お代は帰りで結構です」とのこと。そして店長さんは入口付近にある押し出し式製麺機に向かうと、こねたそばを投入。ブニューという感じでそばが押し出され、ある程度の長さでサッと切ると、そばが下の熱湯にダイブしていきます。茹で時間は30秒ぐらい。茹で上がったらザルで取り出し水でキリッと締められます。その間にもう一人の店員さんが、真っ白な器につゆを用意して、先に渡してくれました。
そして待つこと約2分で、白くて四角いおしゃれな皿に盛られて出てきたのがこちら「藪十割ざるそば」（500円）。
ツヤツヤと輝いていて見た目からしてうまそう！
「ざるそば」ですが、刻みのりはなく「もりそば」の形態で供されます。刻みのりはセルフでカウンター上のタッパーから入れる方式ですね。さて、いただきます。まずはそば。押し出し製麺機によるそばというと、嵯峨谷のように平べったくて角があるそばを想像します。でもこちらのそばは、平べったい感じはせず、時折幅広のものがあったりして太さはやや不揃いで、普通にそば切り包丁で切ったそばのようなカタチ。早速一つかみしてつゆにくぐらせていただくと、そばの香りを感じ、コシがあってのど越しもいい。そして甘さと辛さが絶妙なつゆがいい感じに絡んできます。これはいいやということで、刻みのりをかけることも忘れて夢中でいただいたのでした。最後は残ったつゆにややドロッとしたそば湯を加え、クイッと飲み干して完食。ごちそうさまでした。なおこのお店、夜は立ち飲みもOKみたいです。
＜私の評価（5段階）＞
★★★☆☆ 3.9（気に入った）
＜地図＞
＜店舗データ＞
◎住所：東京都新宿区新宿1-9-8 真木ビル1F
◎交通手段：東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前駅」出入口2から徒歩1分
◎営業時間：11:00～22:00（16:00～17:00中休みあり）
◎定休日：日曜日