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【立ち食いそば】日野「立ち食いそば日野屋」独特の食感がある冷凍そば使用の立ち食いそば店。

この日はJR中央線「日野駅」からバスで7~8分の場所で13時から仕事。でも、いつもより早めに家を出ました。というのも朝6時頃、北朝鮮がミサイルを打ち上げて日本上空を通過して、北海道沖の太平洋上に落下。テレビはその報道一色となり、楽しみにしていたNHKの朝ドラ「ひよっこ」も中止に。海に落下して何もなかったようなんで、報道を続けてもあまり意味がないと思いますが…。まあ、それはそれとして心配なのは交通機関への影響です。大丈夫だとは思いますが、万一遅れるようなことがあっちゃいけませんからね。というわけで急いだのですが、電車は通常通り運転しており、日野駅に到着したのはまだ全然余裕がある午前11時25分頃でした。ホッ。

バスターミナル側にあるビルの1階

隣の立川には年に数回来ることがありますが、この日野駅で降りるのは人生初かも…。なんかワクワクしますね。昨日下調べしたところによると、駅からすぐ近くに立ち食いそば店があるはず。改札を出て直進し、あたりを見ますがそれらしい店は見当たりません。線路の下をくぐり、反対側のバスやタクシーのターミナルの方に行ってみると、まずマクドナルドの看板が目に入り、その近くの不動産会社や歯科医院が入るビルに「そば・うどん」と書かれた白い看板が!

ありました。「立ち食いそば日野屋」です。営業中の赤いノボリが風を受けて揺れています。

駅前にあったこの案内プレートで説明すると、下の写真で赤丸印のところです。

カウンターのみの完全立ち食い方式

引き戸を開けて店に入ると「いらっしゃいませ~」とご店主らしき男性の声に出迎えられます。店内は厨房を取り囲むL字型カウンターのみの完全立ち食い方式。6~7名も入ればいっぱいになる感じでしょうか。ご店主一人で切り盛りされているようです。先客は30代と70代ぐらいの男性2名。入ってすぐ左手に自動券売機場を発見。早速食券を購入しましょう。見ると、ベースとなる「かけそば・うどん」が320円、「天ぷらそば・うどん」が380円。まあ、立ち食いそば店としては一般的な価格設定ですね。今日も暑いので「冷やしそば・うどん」を示す水色のボタン群から「冷やし天ぷら」(400円)をチョイス。

「そばをお願いします」と食券を渡すと「はいっ」と短く答えるご店主。冷凍そばを取り出し、ステンレス製の取っ手付き湯切りザルに入れ、カウンター角付近にある直径50センチぐらいの鍋のお湯に投入。解凍を始めます。時刻は11時35分ぐらい。店内に流れているのはTBSラジオ。しゃべっているのは毒蝮三太夫ですかね。カウンターの上の金属トレイには七味と黒のリターナブルタイプの箸。さらに金属ポットがいくつか置かれていますが、これはそば湯? それとも水?

冷凍そばをお湯につけること1分半ぐらい。ご店主は鍋からザルを取り出すと水で締め、サッと水切りをした後、トングでそばを黒い皿に盛り付けます。そしてペットボトルからつゆを注ぐと、ネギ、ワカメ、天ぷらをトッピング。わさびを添えて出てきたのがこちら「冷やし天ぷらそば」です。

わさびはたっぷり。ワカメとネギはちょい少なめかな。

気になるポットの中味は…

そばは冷凍そば独特のコシがあるタイプ。やや弾力があるこの食感、生そば派からすると邪道かもしれませんが私は好きです。つゆは一般的なそばつゆ。天ぷらは玉ねぎとニンジンを細くカットして揚げてあり、衣は薄め。店で揚げているのではなく、業者さん納入のものみたいですね。食べ進めていると、隣で「冷やしとろろ月見そば」を食べていた70代ぐらいの先輩がほぼ食べ終えて、ポットの液体を残っているつゆに注ぐのが目に入りました。ああ、ポットの中はそば湯だったのか?? ほどなく私もそばと天ぷらを大方食べ終えました。先輩に習ってそば湯を入れてつゆを飲み干しましょう。ポットから液体を注ぐと、あれ、なんか思っていたものとは違いますね。つゆを一口飲むとより冷たく、薄くなっています。なんだ、水だったのか!! つゆが薄まっちゃいましたけど、まぁいいやとつゆを飲んで完食。食器をカウンターに寄せて「こちそうさまでした~」と言うと「ありがとうございました」とご店主。外に出ると真夏の日差し。さて、まだ時間があるので、さっき駅前で見つけた本屋にでも寄ってみましょうか。

<私の評価(5段階)>
★★★☆☆ 3.4(まあまあ気に入った)

<地図>

<店舗データ>
◎住所:東京都日野市大坂上1-32-2 HS駅前ビル1F
◎交通手段:JR中央線「日野駅」から徒歩1分
◎営業時間:6:00~8:30/11:00~15:00
◎定休日:土日祝

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