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【メシ屋&酒場紹介】山形市「続おそばに」暑い日にピッタリの山形名物「冷たい肉そば」を堪能。

山形市の「続おそばに」は、山形名物「冷たい肉そば」をはじめとする山形のそばと地酒が楽しめるお店です。

JR山形駅から徒歩4~5分

場所はJR「山形駅」東口から徒歩4~5分の道路沿い。山形駅東口を出たコンコースから右手に見える「おそばに」という白い看板が目印。あれ、なんで「続」?という疑問がわきますが、その答えはこのお店のサイトに紹介してあった山形新聞の記事にありました。

同店はもともと熊谷さん(注:今のご主人)の知人が「おそばに」という店名で始めたが、2015年に死去。店の灯を絶やさないようにと、同年に熊谷さんが経営を引き継ぎ、「続」の一文字を加えて再出発した。

…なるほど。店名と「そばと山形地酒処」と白く染め抜かれた焦げ茶色の暖簾をくぐって店内に入ると、手前のスペースには2人掛けと4人掛けのテーブルが10卓ぐらい並んでいます。奥は小上がりの座敷席になっており、キャパは食べログによると52席。宴会などもできるようです。

山形の地酒のラインナップも充実

この日入店したのは午後1時過ぎ。店内にはお昼休みのビジネスマンの二人連れやおばちゃん二人組など。中央付近のテーブル席に座り、まずはメニューを見ます。こちらはランチメニュー。

写真入りメニューもありました。

イチオシは「よくばりAセット(ゲソ天つき)」とのこと。これは冷たい肉そばともりそばを一緒に楽しめるもの。ちなみにゲソ天って山形では人気メニューの一つらしいですね。次にドリンクメニューを見てみましょう。

サッポロラガー(赤星)の中瓶が580円で、サッポロ生黒ラベルの中ジョッキが540円。裏返すと日本酒のラインナップも充実しています。

山形の銘酒がズラリ!知らない銘柄ばかりですよ。山形の地酒の奥深さを感じるなぁ。

山形名物「冷たい肉そば」を堪能

外はピーカンで最高気温30度を超える暑さ。ということでオーダーを取りに来てくれた店員さんに、まずはサッポロ生黒ラベルの中ジョッキをオーダーします。するとお通しとして、蕨のおひたしと冷奴に山形名物だしをかけたものが出てきました。両方とも好きな物。これは嬉しいつまみですね。醤油は山形市の河田醤油醸造場(創業明治44年)のあぢやま醤油。

これらをつまみに生ビールを飲みながら、待つこと10分ちょいで出てきたのがこちら。一番人気の「冷たい肉そば」(650円/ランチ価格)。

「冷たい肉そば」は山形県の河北町発祥と言われるもので、肉そばの肉とは鶏肉のこと。これはお店のサイトによると…

卵を産まなくなった親鳥を当店で炊いて、独自の味付けから切り込みまで行います。噛めば噛むほど味が出る当店自慢の逸品名物です。

とのこと。白菜とニンジンの漬物も付いています。

さて、いただきます。まずはそばから。山形のそばというと、太めで色黒という先入観があったのですが、この通り、太さも色も標準的。

と言ってもしっかりとコシがあり、そばの風味も楽しめて、そば単体でも十分に通用するレベル。そして次に透明で表面に鶏油が浮いているつゆをいただきましょう。さっぱりした鶏出汁で優しい味ですね。冷たいのでゴクゴク飲めます。続いて薄くスライスされている鶏肉をいただくと、比較的柔らか目。山形の「冷たい肉そば」は東京・神田錦町の路麺そば店・「山形肉そば 河北や」で何度かいただいたことがあり、そこの鶏肉は硬めでこりこりしていましたが、その辺はお店の個性ですね。これもまた良し。冷たくてさっぱりしているので、この日みたいな暑い日にはピッタリの一杯で、つゆの最後の一滴まで飲み干しました。ごちそうさまです。

<地図>

<店舗データ>
◎住所:山形県山形市幸町5-20
◎交通手段:JR「山形駅」徒歩4~5分
◎営業時間:昼/11:30~14:30 夜/17:30~22:00
※そばが無くなり次第終了
◎定休日:日曜日 ※月曜祝日の場合、日曜は営業。月曜休み

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