チューハイが好きで、先日酒屋のカクヤスが販売している「レモンサワーセット」(26本入り飲み比べセット/4500円)というのを購入し、このところ缶チューハイの飲み比べを楽しんでいます。
合同酒精の2本を飲み比べ
ということで、今回飲み比べたのは、でっかいペットボトル入りの焼酎「ビッグマン」でおなじみのオエノングループ・合同酒精株式会社の「とってもすっぱいレモンのお酒 レモンホリックハイボール」と「直球勝負 レモン」の2本です。
同じメーカーのいわゆるレモンサワー系の商品ですが、果たして味はどう違うのでしょうか。
すっきりした味わいにこだわった「直球勝負 レモン」
まずは「直球勝負 レモン」から見ていきましょう。「直球勝負」シリーズは合同酒精の缶チューハイのメインブランドといった位置づけの商品。すっきりした味わいにこだわっていて、この「レモン」のほか、「グレープフルーツ」「巨峰」「ストロングレモン」「ストロンググレープフルーツ」の5種類のフレーバーがラインナップされています。
缶はウルトラマリンをベースとしたカラーで、上の1センチくらいだけがレモンイエロー。「直球勝負」という大きめの商品名の下には葉っぱが付いたレモンのイラスト。そのまわりには水しぶきが飛び散っており、みずみずしさを表現しています。ベースとなるお酒はウォッカとスピリッツ(レモン浸漬蒸留酒)で、アルコール度数は6%。レモン果汁入りとは表記してありますが、何%なのかは不明です。そして糖質・プリン体はゼロ。
シチリア産レモン15%使用の「レモンホリックハイボール」
一方「とってもすっぱいレモンのお酒 レモンホリックハイボール」は、合同酒精が“個性派ハイボール”と銘打ち、「とっても○○なお酒」HOLICシリーズとして発売している商品の一つ。このレモンホリックの他に「とってもビタ~なグレープフルーツのお酒」「とってもしょっぱいウメボシのお酒」「とってもあま~いピーチのお酒」があります。どれも結構クセが強そうな商品ですが、特に「とってもしょっぱいウメボシのお酒」というのが気になりますね。デザインを見ると、缶はブラックがベースで文字はレモンイエローとグリーン、白。目や口が描かれたレモンをギュッとつかんだコミカルなイラスト。「酒飲み」というよりは、「たまにお酒を楽しむ」といった人向けのイメージです。
ベースとなっているのはウォッカとスピリッツで、アルコール度数は4%と弱め。特徴は何と言ってもシチリア産レモン果汁を15%も使用していることです。缶に記されている品質規格を見ると、「直球勝負」がスピリッツ(蒸留酒)に分類されているのに対し、この商品はリキュール(蒸留酒×果汁)に分類されています。
色を比べてみる
2つを並べて色を比べてみると、左の「直球勝負 レモン」はほぼ透明。クリアですね。
それに対して右の「とってもすっぱいレモンのお酒 レモンホリックハイボール」は果汁の色なのか、うっすらと黄色く濁っています。
さっそく飲んでみる
それではさっそく飲んでみましょう。まずは「直球勝負 レモン」から。すっきりとクリアな飲み口。甘さはほんのり程度でクセがなく飲みやすいです。まさに直球勝負、正当派缶チューハイという感じ。
次に「とってもすっぱいレモンのお酒 レモンホリックハイボール」。グラスを口に運んでグイッと一口やると、おお、これはすっぱいですね! レモンの酸味が炭酸と共にジュワーと来て思わず顔をしかめます。で、チェイサー代わりに「直球勝負 レモン」を飲んで口の中のすっぱさをいったんリセットし、「レモンホリック」をまた一口。また、すっぱさに顔をしかめて「直球勝負」で口直し。そんなことを繰り返していくうちに、このすっぱいのを飲むのが楽しみになってくるんですね。
「直球勝負」は1人で飲んでもいいんですが、「レモンホリック」の方は親しい人たちと「すっぱい!」と言い合いながら飲む方が楽しそう。そんな印象を受けました。
<商品情報>
■直球勝負 レモン
◎品質規格/スピリッツ(発泡性)
◎アルコール分/6%
◎内容量・容器/350ml ・ 缶
◎参考小売価格/134円(税抜き)
◎発売日/2017年9月中旬
■とってもすっぱいレモンのお酒 レモンホリックハイボール
◎品質規格:リキュール(発泡性)
◎アルコール分:4%
◎内容量・容器:350ml ・ 缶
◎参考小売価格:160円(税抜き)
◎発売日:2017年8月29日