今回紹介するのは神戸・新開地の「高田屋 京店」です。
神戸・新開地を代表する名酒場
神戸というと元町とか三宮など海よりの街が一般的には人気がありますが、私が好きなのは新開地。Wikipediaによりますと…
戦前は、映画館・飲食店を中心とした神戸一の繁華街・オフィス街であった。しかし、戦後、長く進駐軍に接収されたために復興が遅れることとなる。また、隣接する福原遊郭が規制する法律の施行に伴い消滅する。そして、映画が娯楽の主役から転落したうえ、1957年に市役所が三宮に移った事により、神戸市の中心も三宮に集約されて街は寂れていった。(中略)1995年の阪神・淡路大震災の前後より、復興の兆しが見えて新開地本通りではアーケードを撤去する。震災復興により新しい建物が次々と建てられて外見上は面目を一新する。(中略)現在、市民団体を中心として更なる復興とその内容の拡充に取り組んでいる。
などとありますが、下町っぽいディープな雰囲気があって実にいい街なんですよ。立ち飲み屋もたくさんあるのですが、中でも気に入っているのがこの店で、関西に行くと必ず足を運ぶようにしています。
カウンターで一杯やる至福の一時
店は月から土曜日(日曜・祝日は休み)までの午前11時からやってます。店内は変形のコの字型カウンターとテーブル席がいくつか。中央部分に大きなおでん鍋があります。店を仕切るお姉さん方が皆さんテキパキとしていて優しい。ここのカウンターで昼間から一人で飲むのは私にとって至福の時間です。いつ行っても地元の方たちで賑わっています。
メニューは豊富。
おでんが有名で看板メニューとなっていますが、一品物、酢の物、焼き物、焼き鳥、炒め物、お刺身、ご飯、お茶漬けなど実に豊富。ユニークなところではおでんのつゆにそばを入れた「おでんそば」というのがあって、これがなんと150円。飲み物は生ビール中480円、ビール大瓶600円・小瓶400円、チューハイ各種360円など。
メニューの表紙には先代のご主人と奥さんの絵が。今は娘さん達が中心となって店を切り盛りされています。
アジの南蛮漬け。
ハムカツ。特製のタレがうまいので、たっぷりと浸して食べます。
ポテサラ(250円)はタマゴ入りで優しい味。
<地図>
<店舗データ>
◎住所:兵庫県神戸市兵庫区湊町4-2-13
◎交通手段:「新開地駅」からスグ
◎営業時間:11:00~21:00
◎定休日:日曜・祝日