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【全国の名店紹介】小樽市「中華食堂 桂苑」地元の人たちに愛されて50年の老舗中華屋でいただく名物「あんかけ焼きそば」

過去に紹介したお店で、これぞ名店と思った店の紹介記事を再掲します。今回ご紹介するのは北海道小樽市の「中華食堂 桂苑」です。なお記事の内容は、営業時間が変わっていたので変更していますが、価格などは当時(2016年6月)のままにしています。値上がりしている可能性があります。ご了承ください。

約70年の歴史を持つ小樽のソウルフード

実は小樽に行くまで小樽あんかけ焼きそばのことは知りませんでした。街を歩いているといくつかの中華屋さんの前にノボリがあり、この地ならではの焼きそばがあることがわかったのです。小樽あんかけ焼そば親衛隊のサイトによれば、「小樽あんかけ焼きそば」とは…?

小樽市内または近隣の飲食店にて提供されているいわゆる「五目あんかけ焼そば」のことを指します。小樽あんかけ焼そばは、その約70年の歴史の中で、多くの料理人や店舗が工夫を重ね、独自の進化を遂げてきた小樽のソウルフードです。

で、この「中華食堂 桂苑」です。創業は1964年11月ということですから、もうこの地で半世紀以上の歴史を重ねてきた老舗中華屋さん。JR小樽駅から徒歩5分ほど、おたる都通商店街というアーケード商店街の一角にあります。

店の入口には先ほどの小樽あんかけ焼そば親衛隊制作による、協力店を紹介したパンフが掲示してありました。付近に約30店舗あるみたいです。この小樽あんかけ焼そば親衛隊の活動は、千葉・勝浦の勝浦タンタンメン船団を思い起こさせますね。

カウンターやテーブル席などキャパは30名強

入店したのは午後2時頃と、お昼を過ぎていたにもかかわらずほぼ満員。私が店にいた30分弱の間、お客さんが次々と食べ終えてすいた時期がありましたが、すぐに11人の団体さんが来るという人気店ぶり。

店内は正面の厨房に面した部分に3~4人分のカウンター、あとは4人がけテーブルと6人がけテーブルがいくつかあってキャパは30人強。カウンターと厨房の間にある、店名が書かれた若草色の暖簾がいい雰囲気です。

テキパキとお客さんに対応されている女将さんに注文を告げ、到着を待つ間にテーブルにあったメニューを撮影。ラーメンやあんかけ焼きそばなど。ラーメンのところに(野菜ラーメン)とありますが、これはタンメンみたいなもんなのでしょうか。

反対側にはチャーハンやカレーライス、餃子や飲み物類。

調味料関係はラーメンコショーやお酢など。

「あんかけ焼きそば」をいざ実食!

注文して、約8~9分後に出てきたのがこちら。「あんかけ焼きそば」(800円)です。

たっぷりとかかったあんは、もやし、ピーマン、タマネギ、竹の子などたっぷりの野菜に豚肉、海老が入っていて、あっさりしたしょうゆ味。優しい味です。麺はところどころ焦げ目があって香ばしく、あんと一緒にいただくといい感じ。熱々でこの日は暑かったこともあり、食べていくうちに汗が吹き出してきます。

こちらおまけで「ソース焼きそば」(800円)。

こちらも優しいオーソドックスなソース焼きそば。タマネギやピーマンの野菜はシャキシャキとした食感が残してありました。ごちそうさまでした。

<地図>

<店舗データ>
◎住所:北海道小樽市稲穂2-16-14
◎交通手段:「小樽駅」から徒歩5分
◎営業時間:11:00~20:30
◎定休日:木曜日

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