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【全国の名店紹介】神田須田町の「六文そば 須田町店」もはや文化遺産級のたたずまい!

過去に紹介したお店で、これぞ名店と思った店の紹介記事を再掲します。今回ご紹介するのは神田須田町にある「六文そば 須田町店」です。なお記事内容は2017年10月時点のものです。価格など現在とは違っている可能性がありますので、ご了承ください。

小川町駅・淡路町駅から徒歩2分

神田須田町の「六文そば 須田町店」は、東京都内に約10店舗を展開する立ち食いそばチェーン「六文そば」の一つ。場所は都営新宿線「小川町駅」・東京メトロ丸ノ内線「淡路町駅」A3出口から徒歩2分。階段を上って外に出ると5~60メートル先にりそな銀行が見えます。

その角を左折し、30メートルほど行ったら目に入ってくるのが「六文そば」と書かれた黄色い看板。ご覧ください!このたたずまい。これはもう、文化遺産級じゃないですか。こりゃかっこいいわ…。

上の写真のようにお店は台形になっています。入口は手前と向かって右横の2ヶ所。店外に掲げてある黄色い看板によると価格はベースとなる「かけそば・うどん」が250円で、「かき揚げそば」が380円、人気の「いかげそ天そば」は400円です。

今回は「かき揚げそば」をオーダー

入店したのはウィークデイの14時30分過ぎ。先客は近所の会社に勤めておられると思われる40代ぐらいの男性が1名でした。店内には厨房を囲む形でL字型カウンターがあります。お昼時は立ち食いらしいですが、一段落ついたこの時間にはイスが5脚置いてあり、座って食べることができます。あと手前入口の左横壁際に一人が立ち食いできる短いカウンターがあり、キャパは6~8名ぐらい。自動券売機はなく、口頭で注文してそばと引き換えに精算するシステム。入店前には今日はげそ天にしよう…と考えていたのですが、お昼のピークを過ぎたこの時間には、揚げ置きの天ぷら類が結構なくなっていますね。ガラスケースの中の金属製トレイに乗っている天ぷら類をチェックすると、いかげそ天はすでになくなった模様。ごぼう天や春菊も残り少なくなっています。それにしても六文そばの天ぷらってなんかゴツゴツとしていて無骨だなぁ。

ということで「かき揚げそばお願いします」と店員さんにオーダーします。この時間は店員さん2名体制でした。給水器からコップに水をセルフで注いで、L字カウンターの角っこの席で水を飲みながら出来上がりを待ちます。カウンターの上を見ると唐辛子、楊枝、割箸。そして透明な容器には種まで入った砕き唐辛子。これがあるのも六文そばの特徴ですね。

黒々としたつゆに太めのそば

店員さんは注文を受けるやいなや調理を開始します。見ていると、そばは茹でるというよりも、ゆで麺をお湯に20~25秒サッとくぐらせる感じ。そしてお湯を切って丼に入れ、つゆを加えます。最後にトッピングのかき揚げをのせ、ネギをチャチャっと加えれば出来上がり。というわけで1分ぐらいで出てきたのがこちら。早っ!

「380円です」という店員さんに100円玉4個を渡し、20円のお釣りをもらいます。黒々としたつゆに太めのそば。そして天ぷらのところどころに黒い焦げ目。まごうことなき「六文そば」のそばですね。

さて、いただきましょう。今日はまずつゆを一口。色は濃い目ですが、しょっぱ過ぎるということはなく、しっかりとカツオ出汁の風味を感じます。そしてそば。これは六文そば共通のいつものフワフワのゆで麺。かき揚げはタマネギが中心ですが、3切れほどいかげそが入っていてなんか当たりが出たみたいで得した気分。そして3分の1ぐらい食べ進めた頃、近所の会社員風の30代後半ぐらいの男性が入店し、あじ天そばをオーダー。30秒も経たないうちにタクシーの運転手風の60代ぐらいの男性、さらに1分後に会社員風30代前半ぐらいの男性と、次々とお客さんが入って来ました。さすが人気店ですね。混んで来たのでピッチを上げましょう。そして約6分で完食。ごちそうさまでした。

<地図>

<店舗データ>
◎住所:東京都千代田区神田須田町1-17 金井不動産方1F
◎交通手段:都営新宿線「小川町駅」東京メトロ丸ノ内線「淡路町駅」A3出口徒歩2分
◎営業時間:7:00~19:00 ◎定休日:土曜・日曜・祝日

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