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【全国の名店紹介】大宮「つくば本店 駅前店」昭和の風情を色濃く残したオーソドックスな立ち食いそば店。

過去に紹介したお店で、これぞ名店と思った店の紹介記事を再掲します。今回ご紹介するのは埼玉県さいたま市大宮にある「つくば本店 駅前店」です。なお記事内容は2018年4月時点のものです。価格など現在とは違っている可能性がありますので、ご了承ください。

大宮駅東口「すずらん通り」入ってすぐ

「つくば本店 駅前店」は、大宮駅東口の「すずらん通り」を入ってすぐ左手にある立ち食いそば店。昭和の風情を色濃く残したお店です。

場所は各線「大宮駅」東口から徒歩2分。東口の階段を降りると目の前にあるのがアーケード商店街「すずらん通り」。この入口を入ってすぐ左側。

上の写真で見えている吉野家の隣で、斜め向かいには「富士そば」があります。なお、店の入口横の右半分はおにぎりなんかのテイクアウトコーナーになっていて、ショーケースには各種おにぎりが並んでいます。この日入店したのは午前10時過ぎ。いかにも昭和の立ち食いそば店という風情。いい感じです。なんでも昭和49年創業とか。店内は奥へと伸びた一直線の立ち食いカウンターのみ。キャパは7人~8人ぐらいでしょうか。

口頭でオーダーするシステム

当然ながら自動券売機はなく、口頭で店員さんに直接オーダーするシステムです。厨房奥の中央辺りに掲げられているメニューを見ると、ベースとなる「かけそば・うどん」が260円で、「かきあげ天そば・うどん」が360円。おお、これもいい感じの値段ですね。

先客はカウンター奥寄りにほぼ食べ終えた50代ぐらいの男性が1名。その手前のカウンター中央辺りにスペースを確保します。カウンターの上を見ると割箸と七味とシンプル。

店員はおばちゃん2名体制。水を出してくれた店員のおばちゃんにオーダーを告げます。するとおばちゃんは、厨房左側下辺りから一人前の麺が入ったビニール袋を一つ取り出すと、ゆで麺タイプのそばを袋から取り出し、手前の鍋でゆがき始めます。そして30秒ぐらいで丼へ投入。それをもう一人のおばちゃんに渡すと、ネギ、つゆ、かき揚げが加えられます。

オーソドックな立ち食いそば

そして、待つこと1分ちょいで出てきたのがこちら。「かき揚げ天そば」(360円)。500円玉を渡し、140円のお釣りをもらいます。

上から。

さて、いただきます。まずはそば。柔らかでオーソドックな立ち食いそばのそばです。次につゆ。辛過ぎず、かといって甘くもなくこちらもオーソドックスなつゆ。そしてかき揚げ。揚げ置きで、フワフワタイプ。具はタマネギ、ニンジン、春菊で、食べ進めていくうちに衣がつゆを吸って、いい感じになっていきます。ちょうど店員さんの交替の時間だったらしく、お一人がもう一人に「お疲れ様」と言って帰って行かれました。香り高いそばとか、こだわりのつゆとか、そういった最近流行の立ち食いそば店のそばとは一線を画したものですが、昭和の風情が残るこの店の佇まいにふさわしい一杯。ごちそうさまでした。

<地図>

<店舗データ>
◎住所:埼玉県さいたま市大宮区大門町1-17
◎交通手段:各線「大宮駅」東口より徒歩1分
◎営業時間:[月~金]5:00~翌3:00 [土日祝]5:00~23:00
◎定休日:無休

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