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【全国の名店紹介】品川「常盤軒 横須賀線ホーム店」つゆを吸って秒単位でうまくなる!フワフワタイプのかき揚げ。

過去に紹介したお店で、これぞ名店と思った店の紹介記事を再掲します。今回ご紹介するのは東京の品川駅にある「常盤軒 横須賀線ホーム店」です。なお記事内容は2016年11月時点のものをベースに、価格などを2020年9月現在のものに変更しました。ただし写真は2016年当時のものです。

ホーム上に2店舗があるJR品川駅

数多くのそば店があるJR品川駅。中でも一番“駅そば”らしさを感じるのが総武横須賀線(13・14番線)ホームにある「常盤軒 横須賀線ホーム店」です。現在、JR品川駅にはホーム上に2店舗の立ち食いそば店があります。一つは山手線ホームの大崎寄り(22号)。そして、総武横須賀線にあるのがこのお店(26号)です。

「常盤軒 そば処」と書かれた緑の暖簾が目印です。

店は厨房を取り囲むL字型のカウンターのみのオールスタンディング方式。キャパは8名程度。店の外にある自動券売機でチケットを購入し、店に入って店員さんに渡してオーダーするシステムです。値段はかけそば・うどんが330円、かき揚げそば・うどんが460円、カレーライス520円など。

この日はラッキーなことにLの長い方の一番はじっこという好位置をキープ。目の前にはコップ、割り箸、七味が置いてあり、その先にはカレーが入れてある鍋がありました。

そこからカウンター内を見ると、年季の入った厨房。この写真には写っていませんが、どんぶりが置かれた棚の下には、丸山製麺と書かれた箱にそばが入れられています。

唯一無二のフワフワタイプのかき揚げ

そして数分で出てきたのがこちら。かき揚げそば(460円)。

上から。ご覧ください。このかき揚げの存在感!

まず、かき揚げ。フワフワタイプで細かく刻んだゲソ・タコ・桜エビなど5種の海鮮が入っているのが特徴です。かき揚げというと玉ねぎが主流ですがココのには入っていません。天ぷらというよりは、お好み焼きみたいな粉っぽいこのかき揚げが、時間が経つにつれてつゆを吸っていき、秒単位でうまくなっていきます。そばもフワフワ。ゆで麺でコシなんていう概念はありません。これが濃い目の関東風つゆに良く合います。立ち食いそばでもサクサクの揚げたてかき揚げが主流になりつつある現在、“駅の立ち食いそばはかくあるべき”という一杯じゃないでしょうか。このままいつまでも変わらないでいて欲しいです。ごちそうさまでした。

<地図>

<店舗データ>
◎住所:東京都港区港南2-1-78 JR 品川駅構内
◎交通手段:JR品川駅構内横須賀線ホーム真ん中グリーン車乗り場近く
◎営業時間:[月~金]6:00~23:30[土]6:00~23:00[日・祝]6:00~22:30
◎定休日:無休

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