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【全国の名店紹介】志村坂上「立喰いそば うどん さかうえ」マーケットに一角にある立ち食いそば店!琥珀色に輝く濃い目のつゆがクセになる。

過去に紹介したお店で、これぞ名店と思った店の紹介記事を再掲します。今回ご紹介するのは東京都板橋区志村坂上にある「立喰いそば うどん さかうえ」です。なお記事内容は2018年11月時点のものをベースにしており、価格などは当時のままにしています。ご了承下さい。

戦後すぐから続くマーケット「第一ストア」入口

志村坂上の「立喰いそば うどん さかうえ」は、戦後すぐから続くマーケット入口にある、実に趣深い立ち食いそば店です。

場所は都営三田線「志村坂上駅」から徒歩5分程度。最も近いのはこのA4番出口。

出口の目の前に走っている中山道に沿って左へ10メートルほど進み、みずほ銀行の手前の角を左折します。

そしてこの「城山通り」を130メートルぐらい進んだところ↓。

外壁工事中でよくわかりませんが、ここは1947年(昭和22年)から続くマーケット「第一ストア」の一番手前のお店です。もともとここには1975年から40年以上にわたって地元住民に親しまれた立ち食いそば屋「おくちゃん」がありましたが、2018年2月年に惜しまれつつ閉店。店のファンだった今のご店主が引き継いで、内装などはそのままに、2018年4月10日にこの「さかうえ」をオープンしたということです。

立ち食いカウンターのみでキャパは7~8名

この日店の前に到着したのは13時過ぎ。店内を見ると先客が3人いらっしゃるようです。というのもドアがないオープンエアのお店なので、外から混み具合がわかるんですね。ということで、真っ白な暖簾をくぐり、空いていた一番奥端っこのスペースに滑り込みます。目の前には厨房を囲むL字型カウンター。7~8名が立ち食いできそうな感じ。

先客は20代~60代の男性3名で、この時間、ご店主と手伝いの女性の2名で切り盛りされていました。券売機はないので、壁に貼ってあるお品書きから目に付いた「春菊天そば」をチョイスし、ご店主に口頭でオーダーします。待っている間に壁にかかっているお品書き札をチェック。値段はベースとなる「かけそば・うどん」が300円、「天ぷらそば・うどん」が370円。「紅生姜天そば・うどん」、「もずくそば・うどん」(各400円)なんていうのも心ひかれますね。

琥珀色に輝くつゆ

そして待つこと3分ほどで出てきたのがこちら。「春菊天そば」(380円)。

特徴的なのはつゆの色。琥珀色に輝いていてこれが実に美しい!

さて、いただきます。まずはそば。柔らか目のゆで麺ですね。いかにも立ち食いそば屋らしいそば。これは店と同じく「第一ストア」内にある「志村製麺」製とのこと。次に琥珀色のつゆをいただくと、かつお出汁の旨味が溶け込んで実に味わい深いですね。そして、春菊天はフワッとしたタイプ。衣がつゆを吸ってどんどんうまくなっていやつ。濃い目のつゆと春菊の苦味がいい感じでマッチして、箸がどんどん進みます。そして、つゆの最後の一滴までいただいて完食。ごちそうさまでした。

<地図>

<店舗データ>
◎住所:東京都板橋区志村1-35-10
◎交通手段:「志村坂上駅」から徒歩5分
◎営業時間:9:00~17:00
◎定休日:月曜(祝日も休み)

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