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【立ち食いそば】荒川区日暮里「六文そば」かけそばが200円!ザ・昭和の立ち食いそば店。

荒川区日暮里「六文そば 日暮里第2号」は、「かけそば・うどん」が200円と激安な立ち食いそば店です。一番人気の「ゲソ天」をはじめ、天ぷらの種類も豊富です。

昭和の立ち食いそば店といった佇まい

「六文そば」は東京都内に6店舗を展開する立ち食いそばチェーン店です。「ゲソ天」をはじめ、天ぷらの種類が豊富なのも楽しいのですが、各店舗で値段やメニューが微妙に違っているのも立ち食いそばファンにはたまらないところ。今回ご紹介する「日暮里第2店」は、日暮里駅から徒歩3分ぐらい。東口のロータリーからコージーコーナーと羽二重団子の店の間の通り(日暮里中央通り)を尾久橋通り方面に50mほど行ったところ。日暮里繊維街の入口辺り。「六文そば」と書いてある黄色の看板が目印で、いかにも昭和の立ち食いそば店といった佇まいです。

「第2店」というぐらいですから当然第1号店があり、場所はこの店から徒歩3分ぐらいの高層ビル「ステーションガーデンタワー」の3階にあります。

ベースのそば・うどんは何と200円!

店頭にはそば・うどん200円という看板。その後ろには高さ1.5メートルぐらいの大きなエアコンの室外機。横に「興和物産(株)」と書かれたそばケースが1メートル以上積み上げられており、店の3分の2は見えません。なお、興和物産は埼玉県川越市に本社を置く製麺会社。都内の多くの立ち食いそば店の麺を製造しています。

この日入店したのは15時頃。先客は男性1名でした。店内は左右の壁際にそれぞれ3人が立ち食いできるカウンターがあるだけの純粋な立ち食い店。キャパは6名程度とこじんまりとしています。このご時世ですから、カウンターには透明な仕切り板が設けられていました。そして角っこには除菌ジェルとテイッシュペーパー。

自動券売機はなく、正面の注文カウンターのところで口頭で注文するシステムです。この注文カウンターは左右の長さが1.5メートルぐらいなのですが、その上には左右1メートルほどのガラス製の天ぷらケースが2つ並んでいて、その存在感がハンパありません。中には「ゲソ天」をはじめ、「ゲソ生姜」「五目かきあげ」「たまねぎ」など、揚げ置きの各種天ぷらが金属製のトレイに入れて置いてあります。このケースがあるせいで、注文カウンター前に立っても店員さんの顔や厨房内の様子はよく見えません。注文したそばやうどんの受け取りや、食べ終わった丼やコップの返却は、天ぷらケース下にある25センチぐらいのスペースで行います。店員さんに「ゲソ生姜天そばお願いします」とオーダーし、支払いを済ませて空いていたカウンターで待ちます。

天ぷらはボリュームたっぷり。

そして待つこと1分ちょいで呼ばれ、いただいてきたのがこちら。「ゲソ生姜天そば」(340円)。

上から。注文カウンターにあった砕き唐辛子と七味唐辛子をかけました。

さて、いただきます。まずはそばから。やや太めでフワフワのゆで麺。“コシ”とか“そばの香り”といった言葉とは無縁の、まさに“昭和の立ち食いそば”。つゆはほんのりと出汁が香り、柔らかな印象。ゲソ生姜天は3センチ近い厚さがあって箸で持ち上げるとずっしり。箸で崩そうとしますが、押し返されてしまいます。つゆに浸しておけば柔らかくなっていくのかと思いきや、結構食べ進めてもなかなかほぐれません。仕方ないので持ち上げて噛みつくと、口の中にゲソの旨味がジュワッと広がります。その後、紅生姜のピリ辛さが追いかけてきました。そして次第に紅生姜の辛味がつゆに溶け、つゆがピリ辛に! そんな味変も楽しみながら完食。ごちそうさまでした。

<私の評価(5段階)>
★★★☆☆ 3.7(気に入った)

<地図>

<店舗データ>
◎住所:東京都荒川区東日暮里5-51-14 石畑ビル1F
◎交通手段:JR・京成「日暮里駅」から徒歩3分
◎営業時間:[月〜土]4:30〜24:00[日・祝]4:30〜20:00
◎定休日:無休

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