ここ半年ぐらい、PhotomatixによるHDR化の方式はトーンマッピングの「コントラスト最適化」方式にしていました。比較的、スッキリ・ハッキリした仕上がりになるのが気にいっていたためです。
でも、そればかり続けていたらさすがに飽きてきました。
昨日、渋谷のスクランブル交差点の写真を「細部強調」方式でHDR化したところ「これも、なかなか味がある」と実感。今日もそれに近い設定でHDR化してみました。
この設定はPhotomatixの「絵画風2」というプリセットの「ハイライトの色調」「ガンマ」「マイクロスムージング」を少しいじったもの。
この3つの中で一番ポイントだと思うパラメーターは「マイクロスムージング」。
このパラメーターの働きは、Photomatixの説明によると、
細かなディテールの強調をなめらかにします。例として、空に出るノイズ除去する場合、調整することで「澄んだ」印象になります。このオプションは空のノイズを除去する様なケースで効果を発揮します。
とあります。雲一つない快晴なんていいう場合は、この値をゼロに近づければ近づけるほど空が黒っぽくなってしまって、NGな感じになりますが、今回のように雲が多い場合は、より雲のモクモクとした感じが強調され、劇画っぽくなります。今後しばらく、この「マイクロスムージング」低めの設定によるHDR化が続くかも…。
<Photomatixの設定>
■方式:トーンマッピング(細部強調) ■強さ:100 ■彩度:50 ■トーン圧縮:10.0 ■細部コントラスト:10.0 ■照明の調整:基本 ■ハイライトの色調:5~40 ■ホワイトポイント:1.124% ■ブラックポイント:0.003% ■ガンマ:0.90~0.90 ■色温度:0.0 ■マイクロスムージング:1.5 ■ハイライトの彩度:10.0 ■シャドウの彩度:-3.0 ■シャドウのなめらかさ:0
<撮影日時・場所>
2015年6月6日 18:10ごろ
荒川区南千住
<使用機材・ソフト>
Pentax Q7/03 FISH EYE
3Shot Jpeg→Photomatix Pro 5.0.5→Photoshop→Topaz Adjust5