【プライム・ビデオ】見始めたらはまってしまい、結局全話見てしまったTV番組<その4>「鈴木先生」

またまたプライム・ビデオで、はまった番組があったので紹介します。

鈴木先生【テレビ東京オンデマンド】(2011年)

武富健治による同名の漫画をドラマ化したもの。ストーリーはこんな感じ。

中学校の教師である鈴木は、『ごく普通』の生徒たちの心の問題に向き合うことを自身の教育方針として、自分の受け持つクラスや教え子たちの周りで起こる些細な、ときに重大な事件の数々を誠実に、情熱的に対応している。しかし、その一方では教え子の一人である小川蘇美に対する歪んだ欲望や交際相手である麻美との関係など、自身の心の問題にもひたすら悩む日々を送っている。そうした鈴木の内面を饒舌にかつ克明に描写していく。

このドラマ、すごいですね。

最初はNHKの連ドラ「まれ」のヒロインをやってた土屋太鳳が出てるよ…
ぐらいの気持で見ていたんですが、
グイグイ引き込まれてしまい一気に見てしまいました。
リアルタイムに見たかった。

手のかからない生徒の“心の摩耗”

最も印象に残ったのが第7話のこのセリフ。

今の学校教育は、手のかからない生徒の“心の摩耗”の上に支えられている

そうなんですよね。
先生って、何か問題を起こす生徒や事情のある生徒には構うけど、
そうでない子は安全パイだと思って見過ごすことが多いんですよ。

問題児もそうでない子も同じぐらいの量の悩みを抱えているのにですよ。

ちょっとした問題を起こして先生に心配されたり、気にかけられたりする同級生を見ると、
そうでない子って「オレだって悩みぐらいあるんだよ。少しは構ってくれよ。
まあ、所詮わがままを言っり、騒いだもん勝ちなんだよな。」って諦観するんですよね。
それが心の摩耗。

ドラマではこんな風に語られます。

いまの学校教育は、我々が普段思っている以上に、手のかからない生徒の心の摩耗の上に支えられてるんだ。どんな生徒に対しても手が足りない中、教師たちは結局、目立った問題を起こす生徒に多くの力を割かざるを得ない。問題のない生徒は、おそらく潜在的に問題児への嫉妬心を抱いているに違いないんだ。問題児の心の中に、優等生への妬みが存在しているのと同じようにね。

そして鈴木先生は恋人・麻美との会話でこう語るのです。

麻美:もし先生が生徒みんなに同じ分量の力を注いで、誰一人摩耗しないクラスを作り上げることができたとしたら…
鈴木:結果として生徒同士の助け合いの心を活性化することができる。
麻美:それが鈴木先生の目指す教育…
鈴木:もちろん簡単なことじゃないけどね。だけどもしそういう環境が実現したら、学校は生徒達にとってより深い学びの場になる。より学習率の高い場所に。

もう一つ印象的なセリフ。

あと、第10話に出てきたある生徒が語ったこんなセリフも良かったな。

出来ちゃった結婚の是非を問うクラスの話し合いの中で、
「遊びまくっていた親戚のお兄さんが、出来ちゃった結婚をした結果、落ち着いて本人もまわりも良かったって喜んでいて、今は幸せそうなんだよ。それでもダメかな?」
という話を受けての発言です。

結果的にいいパパになったとしても、それまでがヒドかったら、ダメだと思います。だって、ヒドいことしまくっても、あとでいい人間やればいいなら、結婚前いくらでもやりたい放題やっていいってことになるじゃないですか。そういう人は、若いころにした悪いことを、武勇伝みたいに語ったりするんですよ。それで、ずっと真面目にやってきた人がさえなかったりしたら、若い頃遊んでいないからダメなんだとか言われちゃうんですよ。そんなんでいいんですか。

このセリフ共感するわぁ。
自称元ワルの武勇伝大嫌いですから。

それにしても先生という仕事のなんと大変なことか。
このドラマでも心を病んで学校を去って行く先生が二人も出てきます。

私も教育実習に行ったことがあり、教員免状も持っていますが、
とてもこんな大変な仕事はできないと早々に諦めました。
情けないですがこのドラマを見て、それで良かった…とホッとしている自分がいます。
と同時に定年まで教員を勤め上げた自分の父親って、なんて偉大だったのだろうかと。

<番組データ>
出演:長谷川博己、臼田あさ美
再生時間:57分/44分
初回放送日:2011年4月25日

もう一つ紹介したい番組があったんですが、長くなってしまったので次回。

原作はこちら。

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