今回紹介するのは「行動科学で人生がみるみる変わる! 「結果」が出る習慣術 (単行本)」です。
良い習慣を身につけるにはやり方がある。
ブログを毎日更新しよう!
ダイエットのために運動しよう!
そう意気込んで始めたものの結局は三日坊主。
自分はなんて意思の弱い人間なのだと落ち込んでしまう。
そんな経験はありませんか。
ところが著者は強い意志がなくても
習慣は身に付けることができると言います。
では、一体どうすればいいのでしょう。
習慣を身に付ける……新しい習慣に踏み出し、それを継続していくためには、何が必要なのか……。
それは、自分自身の「行動」に着目し、自らが「行動しやすいように」とコントロールすることです。
この手法を体系化したものが「行動科学マネジメント」で、
本書ではそれに基づいて
良い習慣を身に付ける方法が紹介されています。
行動しやすくするための3つのポイント
では具体的にはどうすればいいのでしょうか。
筆者は行動しやすくするためのポイントとして
次の3つを指摘します。
1.行動したくなるための“ヘルプ(補助)”をつける
2.行動したときの“メリット”をつくる
3.ハードルを低くする
例えば「ブログを毎日更新したい…」
ということだったらこんな感じでしょうか。
1=好きな音楽を聴きながら快適なPC環境で作業を行う
2=ブログを書いたら飲みに行ってもOK
3=ノートPCを持ち歩き、外出先でも更新できるようにする
そして「禁酒したい…」というように
ある行動を減らしたいのなら、その逆にすればいいわけです。
1=繁華街・飲み屋には近寄らない
2=酒を飲まない日は好きな食べ物を好きなだけ食べてもOK
3=家には一切酒類は置かない
ですかね。
目標を具体化して、ちょっとずつやればいい
とはいえ、そうすればいいとわかっていても、
実行に移すとなると難しいのも確か。
続けるためには「ちょっとずつ、やる」こと、
そして「目標を具体化する」ことが大事だと筆者は言います。
ブログ更新ということだったら、
毎日1記事、Twitterのつぶやき程度でもOK。
というようなことですよね。
それぐらいならできそうな気がします。
この本で一番参考になったのは、
目標を具体化することの大切さ。
例えば「英会話の習慣を身に付けたい」という場合、
英会話学校に行けばいい…まではなんとなくわかるのですが、
具体性に欠けているので行動に移せないわけです。
「どこの英会話学校に」
「どのくらいのペースで(週何回?)」
「いつから、いつまで通えばいいのか」
などをはっきりさせなければ、行動にはなりません。
まずは、やり方を「具体的な行動」に落とし込み、どう動くか決めなければならないわけです。
目標を具体的な行動に落とし込む。
それがいい習慣を身に付ける一番いい方法かもしれません。