【居酒屋紹介】日野「立ち呑み す~さんち」生ビール290円・ホッピーセット270円、100円台のつまみも多い格安立ち飲み店。

8月最終週のある日。日野で仕事が終わったのは午後3時半過ぎ。2時間弱で終わると思っていたのに、写真撮影が長引いて、思いのほか時間がかかってしまった。さらに炎天下で20分近く待ってようやく来たバスでJR日野駅まで戻るとそろそろ午後4時。のども渇いたし、どっかでビールをグイッとやりたい気分。電車で隣の立川駅まで行って付近の飲み屋を探す手もあるが、せっかく日野まで来たんだから近くを探してみよう。甲州街道を立川方面に歩き出すと、ほんの1分ぐらいで「立ち呑み す~さんち」と書かれた赤提灯が目に飛び込んでくる。しかも既に電気が灯っているじゃないか。ラッキー! これはもう入るしかない。

ガラス戸を開けて店内に。「いらっしゃいませ~」と男女の店員さんが迎えてくれる。30代前半ぐらいの男性と20歳前後の女性の二人。男性は店長さんだろうか。開店したばかりなのか、先客はまだいない。L字カウンターの入口寄り角にスペースを確保し、紙おしぼりを持って来た女性店員さんに「生ビールお願いします」とオーダーを告げる。

「はい、生です」。ほどなく店長さんがカウンター越しに冷えたジョッキに注がれた生ビールを差し出す。受け取るとさっそく一口。ふ~~っ、ウマい。たっぷり汗をかいた真夏日の夕方に飲む生ビールよりウマいものなんて、この世の中にあるんだろうか、と思う。

一息ついて店内を見回す。入口からすぐに厨房を取り囲むカタチで変形のL字型カウンター。キャパは8人ぐらいだろうか。奥のスペースにはドラム缶の上に板が置いてあるテーブルが見える。一つひとつのテーブルの間隔が広く、ゆったりと立ち飲みが楽しめるようになっている。甲州街道沿いと反対側にもドアがあり、そちら側からも出入りできるみたいだ。

生ビールは290円。2杯目以降は10円引き!

さて、つまみは何にしよう。厨房内に掲げられているおすすめメニューを見る。150円とか180円の一品料理が並んでいて、どれも安い。「すいません。チーズちくわお願いします」。店長さんに何となく目についたメニューを注文する。ふと壁に目をやると「生ビールに限り、2杯目以降10円引き280円」と書かれた貼り紙。なるほど…この生ビールって290円なのか。これは安いなぁ。「はい、チーズちくわです」。渡された皿にはお正月に飾る門松の竹みたいなカタチにカットされたチーズ入りちくわが4切れ。添えられたマヨネーズにコショウがたっぷりかかっているのがなんか嬉しい。

4時15分ごろ。Tシャツ・短パン姿の40歳ぐらいのボウズ頭の男性が甲州街道沿いの入口から入ってくる。躊躇なくL字の短い方のカウンター端っこに陣取ると「昨日はありがとねぇ~」と店長さんに話しかける。……出たっ!他の客に昨日もこの店に来たことを臭わせる常連アピール。そして「黒セットお願いね」とこれも慣れた口調。ドリンクメニューにホッピーセット(270円)というのがあったので、黒ホッピーのセットのことなんだろう。その後も、店長さんに昨日は店を出てからどうしたの、こうしたのと話す男性。自分のことを話したくてしょうがない様子だ。注文を受けたつまみを調理しながら、器用に相づちを打つ店長さん。しばらくは調理に集中させてあげればいいのに。

生ビールの次はホッピーセットに移行。

さてと、ビールもなくなったし、違う飲み物に移行しよう。「すいません。ホッピーセット白で。あと、ごぼうの唐揚げをお願いします」。手早く用意されたホッピーと焼酎&氷入りのジョッキを受け取ると、瓶の3分の1ほどホッピーを注ぐ。

メニューを確認すると追加のナカが180円で、ソトが200円。これも安いけど、ホッピーセット270円って安すぎじゃないか……。しばらくして到着した「ごぼうの唐揚げ」はこんがりキツネ色に揚がった短冊状のごぼうが6つ。口に入れるとサクッとした食感。おっ、香ばしい。

その時入って来たのはこれまたTシャツ姿の40代前半ぐらいの男性。先ほどの男性とは顔見知りらしく、その隣に直行する。「今日まで夏休みでしたっけ?」「ええ、そうなんですよ。夏休み最後の日を楽しむために早めに家を出てきたんですよ」といった声が聞こえてくる。1杯目のホッピーを飲み干し、ナカを追加でオーダーする。「氷はどうしますか」と店長さん。「入れないで結構です」。なるほど…、氷を追加するかどうか聞いてくれるんだ。これはありがたい!ドリンクを追加注文した時に、問答無用で氷を追加されるのって、なんか酒の少なさをごまかすみたいでいやなんだよなぁ。

ホッピーのナカを追加。そしてポテサラ。

時刻は16時40分。60代後半ぐらいの男性一人客が、その3分後ぐらいにやはり60代後半ぐらいの男性一人客、そして反対側の入口から男女二人組と、次々とお客さんが入店してきた。続けて入るオーダーに店長さんたちも忙しそう。二杯目を飲み干して、ホッピーの瓶を確認すると、あと一杯分ある。「ナカ追加お願いします。それとポテサラ!」と注文し「あっ、氷を入れてください」と続ける。

カウンター端っこの常連二人組は元プロ野球選手のこと、子供の夏休みの宿題のことなど、相変わらず声高に話を続けている。よくもそんなに話すことがあるなぁ。一方、反対のカウンターにいる60代男性二人は黙々とジョッキを口に運んでいて対照的。ポテサラはサッパリ味でジャガイモのゴロッとした食感が楽しめるタイプ。「あのニュースの後、全然出なくなったんですよ」とさっき店長さんが常連さんと話していた。群馬の総菜店で購入したポテトサラダなどを食べた女の子がO157に感染したニュースのことだ。これも風評被害。ポテサラには何の罪もないのに…。

3杯目のホッピーを飲み干す。ここはこの辺にしておこうかな。「ごちそうさまでした~」。カウンター内の店長さんに声をかける。お勘定を済ませ外へ。スマホで時間を確認すると午後5時少し前。日はやや傾いているものの、まだしっかりした夏の光が道路を照らしている。せっかくなんで軽くもう一軒寄って行こうか。

この続きはこちら。

<地図>

<店舗データ>
◎住所:東京都日野市日野本町3-15-1
◎交通手段:JR中央線「日野駅」徒歩2分
◎定休日:日曜日

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