初台の「信濃追分蕎麦 初台庵」は、小諸そばを運営している株式会社三ッ和が運営している立ち食いそば店です。
「初台駅」南口から1分弱
場所は京王新線「初台駅」から1分弱。駅の南口を出てすぐ手前にある公園の右横です。店頭入口横のテーブルの上にはやや年季が入ったサンプルが並んでいます。
キャパは23名程度
この日入店したのは13時20分頃。入口を入ってすぐ右に2台の自動券売機があり、いずれかで食券を購入して注文口で店員さんに渡してオーダーするシステムです。価格はベースとなる「もり・かけそば・うどん」が290円で、「かき揚げそば・うどん」が410円。食券を購入して注文口で店員さんに渡して「温かいそば」を指定し、手前付近で出来上がりを待ちます。
店内を見渡すと、入口寄りの壁沿いに4席のカウンター席。奥のフロアの中央に4人ぐらいが立ち食いできる立ち食いカウンター、壁沿いに2人用テーブルが4卓と一番奥に3席のカウンター席。合わせるとキャパは23名程度ですか。昼時とあって先客は8名程度で、割と混んでいるな…という感じ。近くのビジネスマンと思われる30~50代の男性が中心ですが、女性も1名食事中でした。
調味料・薬味は小諸そばと同じ
さらに、カウンターの上をチェックすると、朱塗りの桶風の容器(小梅)に、ゆず七味、取っ手付き木製フタの白の陶器(ネギ)。これらは小諸そばのものと一緒です。写真には写っていませんが瓢箪タイプの七味、ちっやくて丸い木製フタ付きのワサビもありました。
というのも、このお店は都内を中心に、コスパ抜群の立ち食いそばチェーン「小諸そば」を展開する株式会社三ッ和が運営しているから。この会社のHPの沿革ページに「平成18年4月 追分そば「初台庵」オープン」とありましたが、なぜこの店だけが名前が違うかはわかりませんが、「小諸そば」の姉妹店といった位置づけでしょうか。
かき揚げはなかなかのボリューム
そして待つこと3分弱で呼ばれて、いただいたのがこちら。「かき揚げそば」(410円)。
上から。トッピングはかき揚げの他、わかめとカマボコ。
さて、いただきます。まずはそばから。箸でつまんで口に近づけると、ふんわりとつゆのかつお出汁の良い香りが漂ってきます。そばはしっかりとコシがあってしなやか。つゆはスッキリとしていて上品ですね。そしてかき揚げはなかなかのボリューム。揚げ置きですがまだ衣はサクッとしています。玉ねぎ、人参、ねぎなどの野菜が中心。特に玉ねぎは大きめにカットされていて、食感が良く甘さも感じます。時間と共に衣がどんどん溶けていって、つゆはコクが増していきます。かき揚げの具は野菜だけだと思っていましたが、ちっちゃいゲソも2個入っていて、何か得した感じ。というわけで、わかめやカマボコをアクセントとして楽しみつつ、ネギをつぎ足しつぎ足ししながら食べ進め、最後はグズグズになったかき揚げの衣とつゆを一緒に飲み干して完食。ごちそうさまです。
<私の評価(5段階)>
★★★☆☆ 3.7(気に入った)
<地図>
<店舗データ>
◎住所:東京都渋谷区初台1-38-12
◎交通手段:「初台駅」から徒歩1分
◎営業時間:10:00~22:00