梅田から電車で5分のパラダイス
好きな街は大阪、神戸、北九州、横須賀、高知。理由は朝から酒が飲めるから。単純だと笑うやつは笑えばいい。酒飲みなんてそんなものだ。で、大阪の中でも特に好きなのが十三(じゅうそう)だ。阪急で梅田から二つ目(京都線だと一つ目)の駅で、かつてエアロスミスのスティーブン・タイラーがこの街のドンキホーテにいたのが目撃されて話題となったこともある。20代だった頃から出張などで年に10回ぐらいは大阪に行っていたが、実は恥ずかしながら10年ぐらい前まではこの街の存在を知らなかった。泊まるのはもっぱら梅田周辺で、そこからわずか電車で5分のところに、こんな酒飲みのパラダイスが存在するとは夢にも思わなかったのだ。
とにかく飲み屋だらけ
十三のいいところは24時間飲めて、あらゆる種類の飲み屋があることだ。立ち飲み、角打ち、居酒屋、大衆酒場、バー、キャバレー、キャバクラ、クラブ、スナック…。それらが渾然一体となって街をつくりあげている。夜になると各店が競うようにネオンサインを輝かせ、その雑多で猥雑な感じも実にいい。例えば朝ならイマナカで地元のおっさんたちに混じってビールをやる。昼は吾菜場か十三屋でキズシをつまみにチューハイレモン。夕方は富五郎で厚揚げとハムカツをさかなに焼酎の水割り。十三トリスバーに寄ってハイボールを1杯ひっかけて、七海で焼酎を飲みながらオヤジさんと映画談義するうちに夜がふけていく。
ああ、書いているだけで行きたくなってきたぞ。
<撮影日時・場所>
2014年2月18日 20:00~21:00
大阪府大阪市淀川区十三
<カメラ・加工ソフト>
Pentax K-5IIs
3Shot Jpeg→Photomatix Pro 4.2.6→Photoshop→Topaz Adjust5