2月20日に徳島県三好市で開かれた「第17回四国酒まつり」に
行って来ましたのでご紹介します。
四国酒まつりって?
このイベントが開催されるのを知ったのは当日。
JRで徳島から鳴門に向かう途中、目に止まったのがはす向かいに座った
おじさんが熱心に見ていた「四国酒まつり」というパンフ。
何だろうとスマホで調べると、公式サイトにはこう書いてありました。
「阿波池田(三好市)」は、知る人ぞ知る隠れた酒処。南には剣山山系、北には阿讃山脈を望む山狭の盆地です。盆地特有の気候により冬場の冷え込みが大変厳しい地域で、日本酒の仕込み時期の平均気温は2℃であり、この気温は、酒処新潟と同じです。また、現在の蔵数は4蔵ですが、以前は10蔵以上存在していた時もあり、「四国の灘」と称されていました。
旨いお酒があるところ、旨い米と水もある。徳島県は「阿波山田錦」に代表される酒造好適米の産地であり、日本三大暴れ川の一つ吉野川の伏流水(母なる水)がこんこんと湧き出ている地域でもあります。
地酒試飲会では、四国中から集めた銘酒40選の飲み比べを楽しめるのが魅力で「飲みすぎて舌がマヒした。」という人まで出るほど。全銘柄を試飲することは相当無理があるので、今回は大吟醸、次回は純米酒とテーマを決めて飲み比べると、きっとお気に入りのお酒と出会えるはず。
開催日は2月20日。ああ、今日じゃないか。
一日中雨という荒天の中、鳴門の渦潮はちょっと…
ということで行き先を変更し向かうことに。
高校野球で有名な池田高校がある池田町で開催!
開催地・三好市池田町は、高校野球で有名なあの池田高校がある町。
JR徳島駅から阿波池田駅までは特急で1時間14分。
運賃は2820円(乗車券1640円、自由席特急券1180円)です。
池田行き特急のうちの一両はアンパンマン電車。子供に大人気!
電車は吉野川に沿うような形で、ほぼ四国の中央に位置する池田へ。
12時過ぎに出発し、1時15分ごろに阿波池田駅に到着。
そこから徒歩3分のサンライズビルというビルがメイン会場となっていました。
入口で入場料1800円を払うと、いただけるのがこの試飲用グラス。
会場に入ると多くの日本酒ファン。というか酔っ払いたち。
壁沿いに長テーブルが並べられており、その上には一升瓶とこんな試飲器が。
高知、徳島、三好市、香川、愛媛と地域ごとに40種類の地酒が並べてあり、
自由に試飲できるようになっています。
試飲した日本酒をご紹介!
この酒まつり、10時から始まっているので、すでにご機嫌の方々が多数。
私も負けてられません。さあ、試飲スタート。
高知「桃太郎 本醸造 霧の里」
四万十川の上流域で造った燗酒向きの辛口本醸造。
香川「金陵 吟醸 月白」
落ち着いた果実香。マイルドな甘み、穏やかな旨み酸味が程良く調和し、爽やかな味わい。
徳島「鳴門鯛 純米」
自然の乳酸菌による伝統ある山廃仕込みで醸す、まろやかな味わい、飲み飽きない純米酒。
徳島「瓢太閤(ひさごたいこう) 純米吟醸 阿波天水」
阿波山田錦の旨み、酸味、甘味のバランスが良く、穏やかな吟醸香とキレのある喉ごし。
徳島「蘭玉 純米」
穏やかな香りとスッキリした味わい。
愛媛「京ひな 特別純米 深山」
やや甘口ながら酸が高めでスッキリとした酒質。爽やかな後味を楽しめるお酒
高知「豊能梅 特別純米 吟の夢 生酒」
100%高知の素材。爽やかな香り、軽快な味わいの土佐らしい辛口酒。
会場内や周辺を歩き回っていたのは、この地のまち興しキャラ「つたはーん」。
モデルはご存じ池田高校を率いた名将・蔦監督。
このゆるキャラはインパクトあるなぁ。
記念撮影に引っ張りだこ。
会場にはおぼつかない足取りで人にぶつかりながら歩くおじさん、
あっちでは男達が相撲を取り出しましたよ。
私もだんだん酔っ払ってきました。後編に続きます。
<開催場所>