今回は島根県松江市の出雲そば店「きがる」をご紹介します。
場所は松江城の近く。色々と行き方はありますが、いつも徒歩で行く私の行き方を説明しておきます。県庁方向から松江城の入口前(駐車場)を経て、そのままお堀に沿って進み、北堀橋もしくはその手前の橋(車は通れません)を渡ります。お堀に沿って武家屋敷や小泉八雲旧居方面に向かう途中にある青戸歯科医院専用駐車場と北堀治療院の間の道を右に曲がります。
数百メートル直進すると店の案内が掲げられた電柱があります。
ちなみにこの先が店の駐車場。矢印の方向にお店があります。
店のレジにあるリーフレットには略地図が載っています。
そのリーフレットの内側には店主からのメッセージが。
店は間口が狭く、奥行きがある町屋。
テーブル席が16席、座敷が14席でキャパは30人。
メニュー。名物の「割子そば」をはじめ、「ざるそば」、大和芋のとろろとうずら卵入りの「満月そば」、とろろと生卵入りの「冷やし山かけそば」、「茗荷そば」など。割子そば、ざるそば、満月そばは、挽きぐるみと特撰(丸抜き)が選べるようになっています。
この「挽きぐるみ」とは、そばの実を殻つきで挽いたもの。そのため色が濃くなり、出雲そば独特の黒っぽいそばとなります。一方「特撰(丸抜き)」はそばの実をむいてから製粉したもの。挽きぐるみに比べると白っぽく上品な味わい。好みにもよりますが、私は断然「挽きぐるみ」派。
裏は温かいそばと飲み物のメニュー。ちなみに日本酒の「李白」の蔵元である李白酒造はこの店から徒歩5分ほどの場所にあります。
10分弱で出てきたのがこちら。私がいつも頼む「割子そば 挽きぐるみ、3枚」(810円)です。左側の3段重ねとなっている朱塗りの器が「割子」。薬味は大根おろし、ネギ、刻みノリ、かつお節。茶色の注ぎ口がついた器にそばつゆがはいっており、白い器がそば湯。
挽きぐるみのそばは角張っていて色が濃く、ところどころに黒っぽいそばの実の殻が見えます。食べ方は、好みで薬味を蕎麦にのせて、つゆをかけて軽くかきまぜて食べればOK。すするよりも噛んだ方が、よりそばの香りが楽しめるのでおすすめです。
そばは香り高くてしっかりとしたコシがあります。たっぷりのかつお節で出汁をとり、地元の醤油やみりんを使って仕立てたというつゆは、辛めで挽きぐるみのそばとの相性も抜群。白っぽくてややねっとりとしたそば湯も独特です。祖母の家から徒歩3分ということで、子供の時からこの店の味に慣れ親しんでいる私にとっては、これぞふるさとのそばの味。ごちそうさまでした。
<私の評価(5段階)>
★★★★★ 5(最高!)
<地図>
<店舗データ>
◎住所:島根県松江市石橋町400-1
◎交通手段:松江駅から車で10分
◎営業時間:11:00~19:00
そばは随時追加をいたしますが、そばが無くなると早めに閉店することもあります。
◎定休日:毎週火曜日(祝日の時は振替休日あり)