赤が好き。スーパーで赤いカップが目について思わず手に取ってしまったのがこの日清「有名店シリーズ 築地えび金 海老そば」。40代後半になってからなぜか“赤”が好きになって、今座っているイスも、手のひらに握っているマウスも、好んではくスニーカーも、Kindleのカバーも赤という具合。サッカーには全く興味がないのに浦和レッズにはなんか親近感を覚えるほど。でこの赤いカップ麺、「築地 えび金」という店の人気メニュー「海老そば」をモデルとしたものらしい。ウリはえびの香ばしい風味が特徴のあっさりとしたしょうゆベースのスープ。さてどんな味なんでしょう!?
「有名店シリーズ」の第12弾
日清の「有名店シリーズ」は、人気のある有名ラーメン店監修によるカップ麺をコンセプトにしたシリーズ。この商品はその第12弾にあたり、「築地 えび金」の人気メニュー「海老そば」をカップ麺で再現したもの。ニュースリリースによると…。
2014年のオープン以来、築地市場で働く職人たちの胃袋をわしづかみにし、多くのメディアにも取り上げられている人気店「築地えび金※」の看板メニューである「海老そば」をカップ麺で再現しました。えびの香ばしい風味が特徴のあっさりとしたしょうゆベースのスープは、えびの甘みと旨みがぎゅっと詰まっており、思わず最後の一滴まで飲み干したくなるような後引く味わいです。
※「築地えび金」について
東京・築地の人気店。看板メニューの「海老そば」は、えび粉を練り込んだ自家製麺を使用し、これまで一般には使われてこなかった甘えびの頭からダシをとったスープが特徴です。
なるほど!“築地市場で働く職人たちの胃袋をわしづかみ”という表現がニクイですね。
フタにはお店ではなくて、現在移転問題で揺れる築地市場の写真になっています。
早速つくってみる。
まずはフタに貼り付けてある「特製油」をはがします。慎重に外したつもりですが、フタの中央には上の写真のようにはがした跡が残りました。えび金と書いてある「び」の横ですね。
そしてフタを開けるとエビらしきものが見えます。
フタの裏は特別限定クーポンになっていて、これを築地本店に持っていくと、麺増量orトッピングが無料になるそうです。が、コレを持っていくのはかなり恥ずかしい。どんなタイミングでどんな顔して出せばいいんでしょうかね。個人的にはスーツを着ている時には絶対ムリ。
さて感想は。
熱湯を注いで4分後、フタを開けて特製油を入れたら出来上がり。エビは「小えび天ぷら」と「味付えび」の2種類。ささみっぽい鶏肉も入っています。
麺は心持ち細目。
フタを開けた途端にエビの風味が香ります。そしてスープと共に麺を一口すすると醤油味のスープに広がるエビ感。なかなかいいぞと思いながら食べ進めていくと、半分を過ぎた頃からだんだんエビ感が弱くなっていきます。というか、味覚がエビ感に慣れてくるのかな。そして、これってカップヌードルじゃないかという味に。具の「味付きエビ」がおそらくカップヌードルと同じものだからかもしません。また、モデルとなった「海老そば」は麺にえび粉が練り込んであるそうですが、さすがにこの麺には練り込んでない? それでもって最後にはもうカップヌードルとしか思えなくなってしまいました。まあ、カップヌードルは好きなのでそれはそれでいいのですが。ごちそうさまでした。
でも食べ終わってみると「えび金」の「海老そば」って本当はどんな味なんだろうという興味が俄然沸いてきました。食べログの写真で見るこの店の赤いカウンターや丼にもひかれますし、私も胃袋をわしづかみにされてみたい! 今度このフタ、いや特別限定クーポンをカバンに忍ばせて築地に行ってみようかな、などと。
<私の評価(5段階)>
★★★☆☆ 3(普通)
<商品データ>
◎価格:205円(税別)
◎内容量:92g(めん80g)
◎カロリー:415kcal
◎発売日:2016年10月24日