「そば処 三津屋 エスパル山形店」は、JR「山形駅」の駅ビル内にあるそば店。創業90年の老舗そば店が運営していて、本格的なそばが楽しめます。
山形市と仙台市に4店舗を展開する老舗そば店
山形市の「そば処 三津屋」は大正10年頃にそば、うどんの製造卸業を開始し、昭和3年にお店を開店した山形市を代表する老舗そば店。現在、山形市上町の「本店」をはじめ、十日町の「駅前大通り店」、この「エスパル山形店」、さらには仙台の「セルバテラス店」の4店舗を展開しています。
今回伺った「エスパル山形店」は、JR「山形駅」に直結した駅ビル「エスパル山形店」の1F。実はこの日の午前11時半頃に駅から徒歩10分ぐらいにある「駅前大通り店」に入ったのですが、すでに満員。入口のところで名簿に記名して順番を待つようになっていたのですが、待つのが面倒で出てきました。その後、居酒屋で軽く飲んで、リベンジとばかりに系列店であるこの駅ビル店に入った次第。
駅ビル内で気軽に入れる
老舗然としていて、やや敷居が高い本店や駅前通り店に比べると、駅ビル内のお店なので気軽に入れます。入店したのは午後2時を過ぎた頃。ちょうどお昼のピークを過ぎた時間だったため、比較的すいており、店の右側のフロアにある四角型のカウンター席に案内されました。店内はカウンター席やテーブル席など。和風モダンな落ち着いた雰囲気です。
まずはメニューを見てみましょう。おしながきに大きく紹介されていたのが「半板そば」(1400円)。このお店の看板メニュー「元祖 大板そば」 の半分の量で、板箱に6山のそばを盛ったもの。せっかく山形に来たのだからぜひ板そばを…とも思っていたのですが、写真を見る限り一人で食べるにはこれでもまだ多すぎるので断念。
そのほかおすすめを紹介した写真入りメニューがあったので見てみると、1日限定20食という「冷やし肉そば」(815円)などが紹介されています。さて、どうしよう。
ツヤツヤ輝く上品なルックスのそば
ということでやや迷いましたが、ここはオーソドックスに「せいろそば」を注文。一緒に瓶ビールも頼みました。キリン一番搾りの中瓶(600円)です。おかき2個付き。
ビールをいただきながら待つこと約5分で出てきたのがこちら。「せいろそば」(680円)。
そばをアップ。黒くて太い「田舎そば」ではなく、どちらかというと白っぽくて上品なルックス。茹でたてでツヤツヤ輝いています。
朱色の器に入ったそば湯も一緒に運ばれてきました。
さて、いただきます。ネギをそば猪口に投入し、わさびを一つかみ加えてそばをいただきます。その次の瞬間、口の中に広がるそばの香りとわさびの辛味。適度なコシがあってのど越しがいいのでツルツルッといけますね。つゆはカツオ出汁風味で心持ち甘め。そばとの相性はバッチリで、サクッと完食。最後は残ったつゆにそば湯を加えていただきました。ごちそうさまです。
<私の評価(5段階)>
★★★☆☆ 3.6(気に入った)
<地図>
<店舗データ>
◎住所:山形県山形市香澄町1-1-1 エスパル山形店 1F
◎交通手段:山形駅ビル内
◎営業時間:11:00~22:00(ラストオーダー21:00)
◎定休日:エスパル山形の休館日