過去に紹介したお店で、これぞ名店と思った店の紹介記事を再掲します。今回ご紹介するのは千代田区秋葉原の「そば処 二葉」です。なお記事中の価格は2020年2月の時点での価格です。
昭和通り付近の立ち食いそば激戦区内の一店
場所は秋葉原の昭和通りを御徒町方面に約5分ほど進んで右に曲がり、そこから約100メートル入ったところ。もう少し進むと三井記念病院があります。
この付近には「みのがさ」や「川一」など名店が揃っていて、いつもどの店にしようかと迷ってしまいます。その中にあってこの「二葉」は昔ながらの立ち食いそばスタイルと天ぷらの種類の豊富さで、存在感を放っています。「昔ながら」とご紹介したのは、次の3つの条件を備えているから。
◎カウンターのみでイスがない純粋な立ち食いそば店である
◎自動券売機ではなく口頭で注文する
◎手動ドア
ビルの色に合わせた焦げ茶色を基調とした店は、いい感じで年季が入っていて、素晴らしい店構えです。
あさりかき揚げなど、天ぷらの種類が豊富
店の正面右側にはお持ち帰りのお渡しカウンターみたいなコーナーがあります。店内は厨房を囲むような形でL字型のカウンター。価格はベースとなる「かけそば・うどん」が290円で、「天ぷらそば」は370円。天ぷらはにんじん天が80円で、春菊天・玉ねぎ天が各100円、ちくわ天・ゴボウ天が各110円、キス天・アジ天が各120円、ゲソ天が130円、いか天が140円など。安いので天ぷらを2種類頼む人も結構います。珍しいものとしては、あさりかき揚げや貝柱かき揚げ(各160円)などもあり目移りします。この日は「玉ねぎ天そば」(390円)を注文。
カウンター内に棚があって、そこに茹で済みのそば、うどんが丼に入れて並べられています。注文が入ると、それを取り出してそばをチャチャッとゆがき、つゆ、ネギ、天ぷらを入れて供するシステム。そのため1分ぐらいですぐに出てきます。
玉ねぎ天が美しいですね。結構厚くて3センチぐらいありそう。
ずっしりとしており食べ応え十分。つゆはやや甘さを感じる優しい味。そばは茹でたてではなく柔らかめですが、まあ、いいんじゃないでしょうか。
いつまでも、このままのスタイルを貫き続けて欲しいお店です。
<地図>
<店舗データ>
◎住所:東京都千代田区神田和泉町1-4-6 西川ビル1F
◎交通手段:東京メトロ日比谷線秋葉原駅1番出口から徒歩5分
JR秋葉原駅昭和通り口から徒歩6分
◎営業時間:7:30~18:00
◎定休日:土曜・日曜・祝日