過去に紹介したお店で、これぞ名店と思った店の紹介記事を再掲します。今回ご紹介するのは築地にある「天花そば」です。なお記事内容は2017年12月時点のものです。価格など現在とは違っている可能性がありますので、ご了承ください。
地下鉄「築地駅」4出口を出てすぐ
築地の「天花そば」は、茹でたての自家製そばと揚げたての天ぷらがリーズナブルな価格で楽しめる立ち食いそば店です。場所は東京メトロ日比谷線「築地駅」4出口を出てすぐ。新大橋通り沿いで、東京メトロ有楽町線「新富町駅」4出口からも1分程度。
入口の階段を2段ほど上ったところに自動券売機があり、ここでチケットを購入して店に入り、店内の注文カウンターに所定位置にチケットを置きます。そして店員さんにそばかうどんか、あったかいのか冷たいのかを指定する、といった感じでオーダーするシステムです。
店の奥まで伸びた長い立ち食いカウンター
価格はベースとなる「かけそば・うどん」が280円、「かき揚げそば・うどん」が390円と一般的な立ち食いそば店の価格。店内は右の壁側が立ち食いカウンターになっており、奥に向かって伸びています。イスはなく、14~5名は立ち食いできる長さです。そして店の左側は厨房、その前が注文カウンターになっています。
ウィークデイのこの日入店したのは、まだまだ昼のピークタイムの午後1時15分ぐらい。店内は近くのビジネスマンを中心にほぼ男性客で8割の入り。店員さんに「あったかいそば」と告げた後、注文カウンター奥にある給水器でコップに水を注ぎ、左壁際の立ち食いカウンターの空いていた奥付近にスペースを確保します。出来上がりを待ちながら、ふと見ると壁には「天花そばのこだわり」と書かれた貼紙。
内容を書き出してみると…
◆天花そばのこだわり◆
【蕎麦】
当店の蕎麦はつなぎに「山芋」を用いており「食感」と「のど越し」が良くコシの強い天花そばオリジナルの蕎麦です。【つゆ】
自家製の「特製かえし」を一週間以上寝かせ深みのある味と、まろやかさが自信作です。健康を考え化学調味料添加物は一切使用しておりません。【だし】
本節、ソーダ節、サバ節をバランス良く配合し街中の蕎麦屋さんに負けない「だし」を毎日取り使用しております。
いいですねぇ、このこだわり。期待が高まります。
ボリューム満点の春菊天
そして待つこと2分、呼ばれて受け取ってきたのがこちら。「春菊天そば」(390円)。
上から。春菊天は丼の8割以上を占める大きさ!
それではいただきます。今回はまずそばから。ボリュームタップリの春菊天の隙間から一つかみすると、やや細目で色白のそば。口に運ぶとしっかりとコシがあり、のど越しがいいですね。続いてつゆを一口。甘辛くまろやか。そして春菊天は衣が柔らか目で、みるみるうちにつゆを吸ってフワフワになっていきます。そして口にしたら広がる春菊の苦味。これはクオリティが高い一杯ですね。食べているうちにもお客さんがどんどん入って来て、オーダーが次々に入っています。どうやら「春菊天」が一番人気のようで、6割ぐらいの人が頼んでいます。中には「たまご黄身だけ」なんていうオーダーをする人も。入店して5~6分しか経っていませんが、店内は満員。入口方面をふと見るとカウンターの空くのを待っている人もいます。ということで、ピッチを上げて食べ進めます。そして溶けた衣が浮かぶつゆを最後の一滴まで飲み干して完食。ごちそうさまでした。
<地図>
<店舗データ>
◎住所:東京都中央区築地2-10-7
◎交通手段:東京メトロ日比谷線「築地駅」4出口を出てすぐ
◎営業時間:[月~金]7:30~20:00
◎定休日:土曜・日曜・祝日