過去に紹介したお店で、これぞ名店と思った店の紹介記事を再掲します。今回ご紹介するのは東京都中央区日本橋人形町にある「福そば」です。なお記事内容は2016年6月時点のものです。価格など現在とは違っている可能性がありますので、ご了承ください。
立ち食いそば激戦区・人形町の人気店
人形町界隈は「きうち」をはじめ、小諸そば、富士そばといった大手チェーン店もあり、都内でも立ち食いそば激戦区の一つです。その中にあって独自のファンを獲得しているのがこのお店です。場所は甘酒横丁の交差点を曲がった1本目の通り。
親子丼で有名な「玉ひで」の近くです。白に黒字の「福そば」というシンプルな看板と、「立ち食いそば うどん」という青いノボリが目印です。
立ち食いカウンターのみ
店内は入口から奥に伸びた立ち食いカウンターのみのオーソドックスな立ち食いそば店。入口すぐ左手の自動食券機で食券を購入し、カウンターで店主に注文するシステム。今回はさっぱりと「冷やしおろしそば」(410円)を選択。食券を渡すとそばを茹で始めます。
出来上がりを待つ間に店内を見ていると、いやでも気になるのがカウンター中央付近に揚げ置きされているこの天ぷら。
いずれもボリュームもある上に、姿も美しく、食べなくても絶対にうまいと思わせる出来映え。これを見て、今回オーダーしなかったのを後悔しました。中でも紅ショウガ天に心ひかれました。
一つひとつの仕事が丁寧
そして、3~4分間でしょうか、茹で上がったそばをしっかりと水で締め、おろしやキュウリを丁寧にトッピングして出てきたのがこちら。
上から。おろしの白とわさび、わかめ、ネギ、キュウリと様々なトーンのグリーンが涼しげ。
そばは心持ち細めの生そば。
つゆは濃くありませんがしっかりとカツオ出汁が感じられます。そばは適度なコシがありちょうどいい食感。店主と思われる方は寡黙ですが、一つひとつの仕事がとても丁寧。そばが茹で上がるまで茹で釜周辺を磨いておられるなど、しっかり仕事する職人タイプと見受けました。今度は天ぷらそばをいただきに来たいと思います。
<地図>
<店舗データ>
◎住所:東京都中央区日本橋人形町1-16-3
◎交通手段:東京メトロ日比谷線「人形町駅」A2出口から徒歩1分
東京メトロ半蔵門線「水天宮前駅」8番出口から徒歩2分
◎営業時間:[月~金]6:40~20:30[土・祝]6:40~16:00
◎定休日:日曜