居酒屋・立食そば店・日本映画などをレビューしています。

【全国の名店紹介】新橋「おくとね」 おすすめは唯一無二の絶品“まいたけ天そば”!

過去に紹介したお店で、これぞ名店と思った店の紹介記事を再掲します。今回ご紹介するのは東京都港区新橋にある「おくとね」です。なお記事内容は2017年2月時点のものです。価格など現在とは違っている可能性がありますので、ご了承ください。

昭和の面影を残す新橋駅前ビルの地下1階

新橋駅前ビルの地下1階にある立ち食いそば店「おくとね」のおすすめは「まいたけ天そば」。他のどことも違うこの店のまいたけ天そばは、ぜひ立ち食いそばファンに味わってほしい一品です。

場所はJRや地下鉄「新橋駅」から直結する新橋駅前ビルの地下1階。昭和の面影を色濃く残すこのビルの地下には、喫茶店、居酒屋、食堂、金券ショップなど様々な店が並んでいますが、そのうちの一店。

私はある時期ここから徒歩10分ぐらいのビルのオフィスで仕事をしていたことがあり、当時は週に3~4回のペースでこの店を訪れていました。

イスはなし!純粋な立ち食いそば店

店にドアはありません。向かって左手にある自動券売機で食券を買って、奥の注文カウンターで注文するシステム。値段はベースとなる「かけそば・うどん」が270円、「天ぷらそば・うどん」が440円と一般的な路麺店の価格。

店内は左右それぞれの壁際に4人ぐらい立てる幅25センチほどのカウンター、そして中央に3人~4人ぐらいが立てる長さ1m50cm・幅40センチぐらいのカウンターがあり、キャパは10名ぐらい。オールスタンディングで純粋な立ち食いそば店です。

14時過ぎなのに次から次へとお客さんが!

注文カウンターに食券を置いて注文すると、店主は語尾が柔らかく伸びるような独特の口調でメニューを復唱します。注文カウンター左手にある給水器でコップに水を注ぎ、空いているカウンターで入口左上にあるテレビのワイドショーをぼんやりと眺めながら出来上がりを待ちます。さすが人気店、午後2時を過ぎているというのに次から次へとお客さんが入って来ます。そして2分ぐらいで呼ばれて受け取ったのがこちら、「まいたけ天そば」(450円)。

上から。まいたけ天が丼の5分の4以上を占めています。

時間と共に溶けていくまいたけ天

そばは生そば。つゆは心持ち甘めの優しい味です。そして何と言っても絶品なのがまいたけ天。食べ始めた当初はパリパリしていたのが、時間が経つに連れてどんどんつゆに溶けていってホロホロになり、やがてたぬきのような状態に。それをつゆ、そばと一緒に味わうと、まいたけの香りが口の中に広がり、これが実にうまい! 他の店でもまいたけ天そばを食べることがありますが、ここと同じものには出会ったことはありません。まさに唯一無二の存在。そして最後は十分につゆを吸ったまいたけ天のカケラと一緒につゆを最後の一滴まで飲み干します。ごちそうさまでした。ちなみにここの「天ぷらそば」の天ぷらはやや硬めでカリッとしていて、エビが香ばしいこれまた独特のもの。こちらもおすすめです。

<地図>

<店舗データ>
◎住所:東京都港区新橋2-20-15 新橋駅前ビル1号館 B1F
◎交通手段:「新橋駅」直結の新橋駅前ビル1号館の地下1階
◎営業時間:[月~金]7:00~20:00
◎定休日:土曜日・日曜日・祝日

最新情報をチェックしよう!