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【全国の名店紹介】麹町・半蔵門「そばうさ」スタイリッシュなSOBA STAND。インスタ映えする「バジル冷そば」のつゆはやや甘めだった。

過去に紹介したお店で、これぞ名店と思った店の紹介記事を再掲します。今回ご紹介するのは東京都千代田区麹町にある「そばうさ」です。なお記事内容は2017年11月時点のものです。価格など現在とは違っている可能性がありますので、ご了承ください。なお、このお店はビルの建て替えのため、今の場所での営業は2020年10月24日までとのことです。

立ち食いそば店ではなく「SOBA STAND」

半蔵門の「そばうさ」は、従来の立ち食いそば店とはメニューも価格も一線を画す、新感覚のSOBA STANDです。場所は地下鉄「半蔵門駅」と「麹町駅」の間で、やや半蔵門駅寄り。新宿通りから1本南寄りの通りにあるのですが、車道沿いではなく路地を入った場所。

下の写真のいづみやの横の細い路地を10メートルぐらい進んだところ。

路地への入口にはメニューが書かれた立て看板が置かれています。見るとメニューは「スタミナ冷そば」(750円)、「スタミナ冷まぜそば」(850円)、「スタミナ牛すじ冷そば」(900円)、「バジル冷そば」(850円)、「海苔胡麻冷そば」(600円)、「スタミナ温そば」(750円)、「スタミナ牛すじ温そば」(900円)など…。私が日頃よく行くワンコインでお釣りの来るような「立ち食いそば店」とは完全に一線を画したメニュー&価格設定。店名の「SOBA STAND そばうさ」という字体もスタイリッシュ。

入口を入ってすぐのところに自動券売機があるので、そこで食券を購入し、その先の注文カウンターで店員さんに食券を渡します。その際に番号を告げられますので、空いている場所で待機。番号を呼ばれたら注文カウンターで受け取るシステムです。店内はオールスタンディングで、中央と壁沿いに立ち食いカウンターがあり、キャパは20名程度。

インスタ映えする「バジル冷そば」

この日お店に到着したのは午後2時過ぎ。入口は開けっぱなしになっており、透明なビニールの仕切り越しに店内を見ると30代中盤ぐらいの男性の先客が券売機で食券を購入中。30秒ほど待って入店し、食券を購入。店員さんに食券を渡すと「8番でお待ちください」とのこと。まずは注文カウンター中央部にある給水器でアクアブルーのプラスチック製コップに水を注ぎ、空いていた入口付近のカウンターへ。昼メシのピークは過ぎた時間にもかかわらず、店内は8割の入り。近くのビジネスマンを中心に、女性の姿もチラホラ。店内は間接照明だけでやや暗く、ムーディな雰囲気。注文カウンターの上には「PICKUP」、その隣の返却口の上には「RETURN」と英語で書かれています。そして4分ぐらい待ったでしょうか。番号を呼ばれたのでカウンターに受け取りに行っていただいて来たのがこちら「バジル冷そば」(850円)。

つけ汁は濃いグリーン。赤いのはミニトマト。

色黒のそばの上にのっているのはスクランブルエッグにカイワレ、レモン、ベーコン、そして刻んだレタス。そして白ゴマがたっぷりとかかっています。850円という価格だけあって豪華。彩りも鮮やかで実にインスタ映えするルックスです。恥ずかしながら慣れない雰囲気に圧倒されて手が震え、ピンボケしてしまいましたが…。

さて、いただきます。まずそばを一つかみして見ると、太くてコシがあって山形の田舎そば風。そしてドロッとしたつゆに浸して一口。…バジルの濃厚な風味が口の中に広がり、やや甘目の後味。タマゴは特に味付けはされていなくフワトロ。ベーコンは塩っぱくなくあっさりとした味付け。レタスはシャキシャキでゴマと共にいいアクセントとなってくれます。レモンはそばの上に絞りましたが、つゆに加えるのが正解だったかも…。で、見た目以上にそばの量があり、食べ進めるにつれてつゆの甘さを強く感じるようになってきました。当初はそば湯を加えて飲み干そうと考えていましたが、今回はつゆを少し残して終了。バジル風味は全然いいんですが、この甘さはちょっと…。ごちそうさまでした。

<地図>

<店舗データ>
◎住所:東京都千代田区麹町2-5-2 金森共同ビル1F
◎交通手段:東京メトロ「半蔵門駅」1番2番出口より徒歩1分
「麹町駅」1番出口より徒歩3分
◎営業時間:[月~金]11:00~15:00 18:00~21:00
[土]11:00~15:00
◎定休日:日曜・祝日・不定休あり

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