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【日本映画】吉高由里子もこんな時代があったのか…。「蛇にピアス」(蜷川幸雄監督)

Amazonプライムなどで見た日本映画を紹介するこのコーナー。前回、蜷川実花監督の作品「ヘルタースケルター」を見たつながりで、蜷川幸雄監督の「蛇にピアス」を見ました。

ノツログ

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どんな作品?

第130回芥川龍之介賞を受賞した金原ひとみの同名の小説を映画化したものです。
あらすじは、こんな感じ。

渋谷を徘徊する19歳の少女ルイは、クラブで知り合ったアマの蛇みたいに割れた舌(=スプリットタン)に心を奪われる。後日、アマに連れて行かれた妖しげな店で、全身に刺青を施し、顔じゅうにピアスのある店長のシバに、舌ピアスをあけてもらう。少しずつ穴を拡張しスプリットタンにするつもりだ。その日以来、彫り師のシバに強い憧れを抱いたルイは、自分にも最高の絵を刻みたいと思うようになる。

吉高、熱演するもいかんせん経験不足。

吉高由里子の初主演映画。頑張って演技をしているんですが、いかんせん若くて経験不足。それを特に感じたのは、タトゥが完成して目標を失って酒浸りになるシーン。まあ、ハタチの女の子にアル中の演技をしろというのは難しいのかもしれないですが、撮影前に数日間断食して痩せるとか、ボロボロにやつれているメイクぐらいはできるのではないでしょうか。2週間ぶりに会ったシバから「冗談じゃなくお前本当におかしいぞ。前に会ったときから何キロ痩せた?お前気持悪いぐらいやつれてるぞ」と言われる割には全然痩せてなくて、顔色もそんなに悪くない。そりゃないだろう。私が蜷川監督だったら灰皿投げてるかも…。あと、特別出演で出ている小栗、藤原、唐沢の3名は不要ではないかと。まあ「花子とアン」で国民的知名度を得た吉高もこんな時があったのだという意味では見てもいいのかもしれませんね。

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<映画データ>
◎監督:蜷川幸雄
◎出演:吉高由里子、ARATA、高良健吾、あびる優、ソニン
◎公開:2008年9月20日

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