池袋の「博多一幸舎 池袋東口店」は、クリーミーなスープの表面に浮かんでいる泡が特徴の「元祖泡系」と呼ばれるラーメン店。今回は真っ黒なスープでインパクトあるビジュアルの「黒ラーメン」をいただきました。
「博多一幸舎」は2004年に博多で創業。現在は福岡市内の8店舗をはじめ、京都、大阪、岡山、東京など国内に13店舗、さらにはインドネシアやシンガポール、中国、アメリカ、オーストラリアなど海外に33店舗を展開しています。
博多ラーメン超激戦区
今回訪れた池袋東口店は2015年8月に開店。JR池袋駅東口から徒歩5分弱の場所にあります。東口を出たら左折してパルコ前の歩道を進み、明治通りのマクドナルド、ビックカメラ本店前を通過。博多ラーメン店「博多天神」の角を曲がるとすぐその隣。「豚骨ラーメン専門店 博多一幸舎」と金色の文字が輝く真っ赤な看板が目印です。そのまま進むと3Fに映画館・新文芸座があるパチンコ店マルハン。この辺りは角の「博多天神」、そしてこの「博多一幸舎」、数軒先の「節骨麺たいぞう 池袋東口店」、さらに曲がって50メートルぐらいのところに「一蘭 池袋店」があって、ラーメン、特に博多ラーメンの超激戦区となっています。
店に入るとまず厨房を囲むカタチでJ字型カウンター。その奥にもイートスペースがあり、2人掛けカウンターと4人掛けテーブルが1つ、2人掛けテーブルが一つ。全部合わせてキャパは40席です。入口を入ってすぐの自動券売機でチケットを購入後、店員さんの案内に従ってカウンターもしくは奥のテーブルに着席。チケットを渡してオーダーするシステム。その際に「バリかた、かたい、普通、やわい」から麺の硬さを伝えます。カウンターの上にはコショウ、ゴマ、にんにく、餃子のたれなどが並んでいます。
そしてこちらがこの店オリジナルの辛子高菜。博多で一番辛いとのことで「辛いのが苦手の方、お年寄り、お子様はお控えください」との注意書きがありました。隣のつぼには“紅”ではないショウガが入っています。
目の前に置いてあったメニューをみながら出来上がりを待ちます。
これによると、この店は「元祖泡系」と呼ばれ、スープの表面に浮かんでいる泡が特徴。脂泡というもので、脂分と空気が混ざり合ったもの。「クリーミーに乳化した旨み・甘み・とろみの美味しいスープの証です!!」とのこと。
博多ラーメンの美味しい食べ方を紹介したものもありました。
スープは真っ黒!インパクト十分の一杯
そして7~8分後に出てきたのがこちら。「黒ラーメン」(850円)。赤の器に真っ黒がスープが映え、何ともインパクトがあるビジュアルです。キクラゲがトッピングされているんですが、スープの色に同化してよく見えません。麺は“かため”で頼みました。
麺リフト。麺は自社製麺工場「製麺屋慶史」製の細平打ち麺。黒いスープがしっかりと絡んでいます。
さて、いただきます。まずスープ。濃厚な豚骨スープに自家製マー油が加わって、やや苦味も感じる独特の味ですね。これは面白い。麺は細平打ち麺ということですが適度な太さがあり、パサパサではなくもっちりさも備えています。チャーシューはさっぱり目。キクラゲの食感はいいアクセントになりますね。3分の1ほど食べ、さてそろそろ味を変えてみましょうか。ニンニクを備え付けのニンニク搾り器でグニュッとつぶして投入。おお、スープに風味が加わりましたね。そしてしばらくしたら、激辛という辛子高菜を二つかみほど投入します。少しかき混ぜてスープを飲むと、ヒーッ、これは予想していた以上の辛さ。若干舌がシビれますが辛いもの好きにはたまらない。そんな感じで最後まで飽きることなく楽しめました。ごちそうさまでした。
<地図>
<店舗データ>
◎住所:東京都豊島区東池袋1-40-10 川又ビル1F
◎交通手段:JR「池袋駅」東口から徒歩4分
◎営業時間:[月]11:00~23:00 [火~日]11:00~翌2:00
◎定休日:無休
博多一幸舎 池袋東口店 (ラーメン / 池袋駅、東池袋駅、東池袋四丁目駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.4