自由が丘駅からすぐの「そば新 自由が丘店」は24時間営業の立ちそば店。いつ行っても茹でたての生そばが楽しめます。
場所は自由が丘の昭和な街並みの一角
「そば新」は都内に新宿小滝橋通り店、御茶ノ水店など数店舗展開する立ちそばチェーン店。私は以前、京急蒲田の店に行ったことがあります。今回紹介する自由が丘店は、東急東横線「自由が丘駅」から徒歩1分。北口を出たら右手方向に進み、スターバックスの前を通って50メートルほど直進したところ。茶色に白で「そば新」と書かれた看板が目印です。自由が丘というとおしゃれなカフェやスィーツ店というイメージですが、この店のある一帯はそれと違ってウナギの「ほさかや」など、昭和らしさを残した店もあって、歩いていて落ち着くわぁ。
店の入口横にはショーケースがあり、メニューサンプルが並んでいるほか、写真入り立て看板やノボリも置かれていて賑やか。おっ、ショーケースの左下に積まれているのは「嘉味庵」と書かれた箱。ということは、立ち食いそばファンの間で定評のある東京・世田谷の製麺所「むらめん株式会社」のそばですね。
通常のそばに加えてスペシャルな石臼挽きそばも!
えび茶色の暖簾をくぐって中に入ると店内はやや暗め。すぐ左に自動券売機があり、ここでチケットを買って空いている席に座り、店員さんにチケットを渡しオーダーするシステム。値段はベースとなる「かけそば・うどん」が260円、「もりそば」が280円、「天ぷら(かき揚げ)そば・うどん」が370円と安心の立ち食いそば価格です。通常のそばの他に石臼挽きそばがあるのが特徴で、「石臼挽きもりそば」が310円。
店は細長いつくりとなっており、入口から奥へと一直線に続くカウンター10席のみ。時刻はお昼のピークを過ぎた午後2時過ぎだったのですが7席は埋まっていたので、空いていた入口から二つ目の席に座ります。普通だったら着席前に店員さんに食券を求められ「そばにしますか、うどんにしますか」と聞かれることが多いんですが、座って30秒以上経っても放置されているので、「すいません」と片手をあげて店員さんを呼びチケットを渡し、そばを指定します。やれやれ。そして出来上がりを待つまで店内を観察。壁には「そば新 店主のこだわり」といった貼り紙、カウンター上にはフタが閉まらないほどたくさん入れられている割箸ケースがあり、その横に醤油、七味、ゴマの調味料。
そして約3分ぐらいで出てきたのがこちら。「ごぼう天そば」(370円)。
上から。ごぼうは細目にカットしたもの。
そばは良かったけど…
そばはゆで立ての生そば。心持ち細目でコシもあり喉越しもいいです。つゆは店頭の看板や店内の貼り紙で“店内仕込みのこだわりのだし”と謳っているので期待していたのですが、風味がイマイチ感じられずどこかボンヤリしている印象。「ブレがある」との口コミもあるので、おそらくたまたまなんでしょう。そしてごぼう天ですが、揚げ置きである程度時間が経っているみたいで、グニャッとした食感。箸で割りづらいので苦戦しながら食べているうちに、後から来て隣に座った学生さん風男性は、盛りそばを1分30秒ぐらいでサクッと平らげ帰って行きました。なぜか感じる敗北感…。今回はメニュー選択をミスしました。次にもし行くことがあれば「石臼挽きもりそば」を試してみたいと思います。ごちそうさまでした。
<私の評価(5段階)>
★★☆☆☆ 2.7(う~ん)
<地図>
<店舗データ>
◎住所:東京都目黒区自由が丘1-12-6 センタービル1F
◎交通手段:東急東横線「自由が丘駅」徒歩1分
◎営業時間:24時間営業
◎定休日:無休