「かめや」は、東京メトロ日比谷線「小伝馬町駅」近くの路地裏にある立ち食いそば店です。
年季の入ったいい感じの佇まい
場所は地下鉄「小伝馬町駅」3番出口から徒歩1分弱。小伝馬町の交差点から人形町方面に30秒ぐらい進み、カレーのCoCo壱番屋の少し先の細い路地を右折し数十メートル行ったところ。赤いテントが目印です。よく見ると立ち食いそば店が2軒並んでいて、一見別の店のようですが2軒とも「かめや」。どちらもいい感じに年季の入った外観です。
店の入口横には大きめのメニュー看板。その下には春菊天やあじ天などA4サイズの出来上がり写真が5つ並んでいます。値段はベースとなる「かけそば」が260円で、「かき揚げ天そば」が360円と安いですね。げそ天、いか天、あじ天、なす天、ごぼう天、ちくわ天、春菊天など、天ぷらの種類が豊富です。あとみそラーメン、しょうゆラーメン、こってりしょうゆラーメンなど、ラーメンがあるのも特徴の一つ(11時からの提供)。「快速ラーメン」と書いてあり、注文を受けてから1分待ちで供されるとのこと。早っ!
口頭で店員さんに注文するスタイル
今回は向かって左側の大きい方の店に入店します。時刻は12時40分と昼食のピーク時で、近くのビジネスマンなど8割程度の入り。平均年齢は高め。店内は厨房を囲むL字型カウンターと壁際にカウンターがあり、キャパは12~14名といったところ。自動券売機はなく、天ぷらケースの前で店員さんに口頭で注文し、その場で精算。出来上がりを待つシステム。カウンターの上にはソース、酢、醤油、七味と各種。そして味の調整ができるように「かえし」があるのも嬉しいですね。
待つこと1分ぐらいで出てきたのがこちら。「あじ天そば」(380円)。
上から。
それではいただきます。まずそば。一見ゆで麺みたいで、フワフワとした食感から考えてもゆで麺としか思えませんが、生麺とのこと。カウンター内を見ると、茹でた麺が一人分サイズの小分けされて並べられています。オーダーが入ると、この茹で置きのそばを再び湯にくぐらせて温めて、提供するシステムのようです。そんなことしたらせっかくの生麺が台無しじゃん、みたいな気もしますが、次から次へと来るお客さんの注文にすばやく対応するにはこの方法がベストなんでしょう。入口脇にあったそばケースを見ると「興和物産」と書いてあったので、「六文そば」なんかも使っている興和物産製ですね。あっちは茹で麺ですが。次につゆを一口。薄めでスッキリした味わい。私の場合、若干もの足らない感じがしたので卓上のかえしを加えたらちょうどよくなりました。そしてあじ天は思った以上に肉厚で食べ応えあり。厚めの衣がどんどんつゆを吸ってブヨブヨになっていくのもいい感じ。食べながら厨房内の様子を見ていると、揚げ置きのない天ぷらの注文が入った時には、隣の店との連絡窓口みたいなところから「いか天ありますか」っていう感じでやり取りしているみたいですね。というわけで久々のあじ天を楽しみながら完食。ごちそうさまでした。
<私の評価(5段階)>
★★★☆☆ 3.6(まあまあ気に入った)
<地図>
<店舗データ>
◎住所:東京都中央区日本橋大伝馬町4-4
◎交通手段:日比谷線「小伝馬町駅」より徒歩1分
◎営業時間:7:00~21:10
◎定休日:土曜・日曜・祝日