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【立ち食いそば】立川「哥川(ウタガワ)」JRAウィンズ立川に併設された店。立ち飲み屋としての利用もOK!

哥川(ウタガワ)」は、JRAの場外馬券場「ウィンズ立川」に併設された立ち食いそば・うどん店。立ち飲み屋としても利用できます。

ウィンズ立川A館入口横

場所は立川駅南口から左手方向に徒歩3分ぐらい。ウィンズ立川A館の道路沿いにあります。オレンジ色の看板と入口横の「カツ丼」という大きなノボリが目印です。

なお、駅南口からこのお店までの途中には以前紹介したこの店があります。

ノツログ

「なかや」は立川駅から徒歩1分の立ち食いそば店。乱切り風のそばとカツオ出汁香るまろやかなつゆが特徴です。 目次 1 JR…

さて、やや傾いた白の暖簾をくぐり、この日入店したのは15時20分頃。先客は40歳前後の男性一人。常連さんらしく、厨房前のカウンター前の椅子に腰を下ろし、ハイボール片手に店主と盛んにボクシングの話をしています。店内は厨房前から壁に沿ってカウンターがあり、厨房前のカウンターに3脚、その後ろに2脚のパイプイス。店内向かって左側のカウンターにはイスはなく、4~5人が立ち食いできるぐらいの長さ。そして中央に3人ぐらいが立ち食いできるカウンターテーブル。ということで、キャパは12~3人というところ。なお、サイトによると競馬開催時(土・日)は、椅子がなく立ち食いになるそう。壁にはそばや酒のつまみのメニューの他、ボクシング関係のポスター、さらに「貸して不仲になるよりも、いつもニコニコ現金払い、お願いします」という手書きの貼り紙などが雑然と貼られていて、やや暗めの店内と相まっていい感じの場末感。

立ち飲み屋としての利用もOK

自動券売機はなく、壁に掲げてあるメニューを確認し口頭でご店主に注文するスタイル。価格はベースとなる「かけそば・うどん」が200円、「天ぷらそば・うどん」が300円と格安!立ち食いそば・うどん店に加えて立ち飲み屋でもあるので、ビールなどのドリンク類や冷奴、板わさといったつまみもあります。

壁のそば・うどんメニューを確認し、常連さんとの話が一段落したところを見計らって「天ぷらそば」をオーダー。入口右手にある給水器でコップに水を注ぎ、中央のカウンターで待ちます。ここのご店主、ややコワモテっぽいんですが、注文した際の受け答えなどは非常に丁寧で好感が持てます。天ぷらは揚げ置きかと思ったのですが、その場で揚げていただくようです。出来上がりを待つ間、手持ち無沙汰になる私を気遣ってか、ご店主はリモコンでテレビのスイッチをオン。さりげない心遣いが嬉しいですね。テレビから流れるミヤネ屋をぼんやりと眺めているとスポーツ新聞を手にした70歳ぐらいの大先輩が入店してこられました。「1杯だけ。ウーロンハイ1杯だけちょうだい」と店主に注文すると厨房前の空いているイスに着席し、競馬欄を見ながら今度のレースの検討を始められた様子。そして待つこと約4分で出てきたのがこちら。「天ぷらそば」(300円)。

上から。ピンボケでわかりにくいんですが、かき揚げの他、ネギ、ワカメが載っています。

さて、いただきます。熱々なのでつゆは後からにしてまずはそばから。やや太めのゆで麺。柔らかタイプです。かき揚げは玉ねぎとニンジン。揚げたてでサクサク。衣は薄目で食べ進めるにつれて崩れ、つゆが浸みていきます。そしてつゆ。関東風でちょうどいい塩梅。それにしても最初からいる常連さん、本当によくしゃべります。私が入店してからノンストップ。聞きたくなくても自然と耳に入ってくるので、現在友だちの会社の紹介で1日1万4000円の警備員のアルバイトをやっていること、最近引退したボクサーが引退した本当の理由など、聞いてしまったじゃないですか。まあ、これも一興。食べ終えて丼をご店主に返し「ごちそうさま」と店を出ると、後ろから「いってらっしゃい」という声。なるほど、場所が場所ゆえ、こんな感じで勝負に向かう人たちを送り出しているのですね。ごちそうさまでした。

<私の評価(5段階)>
★★★☆☆ 3.5(まあまあ気に入った)

<地図>

<店舗データ>
◎住所:東京都立川市錦町1-3-6 ウィンズ立川A館1F
◎交通手段:JR中央線「立川駅」南口から徒歩3分
◎営業時間:平日:8:30~18:30 土・日曜:7:00~17:00
◎定休日:水曜日

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