過去に紹介したお店で、これぞ名店と思った店の紹介記事を再掲します。今回ご紹介するのは東京都千代田区内神田にある「十割蕎麦 韃靼 穂のか」です。なお記事内容は2019年6月時点のものです。価格など現在とは違っている可能性がありますので、ご了承ください。
ご店主は京橋の名店「恵み屋」出身
内神田の「十割蕎麦 韃靼 穂のか」は、十割の韃靼そば(並盛り)が500円で楽しめる立ち食いそば店です。
このお店は京橋の人気立ち食いそば&立ち飲み店「恵み屋」からのれん分けされ、2015年12月にオープンしたお店。「恵み屋」は押し出し式製麺機で打った上質な十割そばがリーズナブルな価格で楽しめるということで、昼時には多くのお客さんで賑わうお店です。今回ご紹介する「穂のか」は神田警察通りの司町交差点と神田美土代町交差点の中間あたり。最寄駅は都営新宿線の「小川町駅」東京メトロ丸ノ内線「淡路町駅」かJR「神田駅」。小川町の交差点から大手町方面に向かって3~4分直進し、イオン銀行のATMがある美土代町交差点を左折して徒歩2分ぐらい。店の前には「ダッタンそば」と書かれた茶色のノボリが置かれています。ブルーに白文字の看板がおしゃれ。
入口の扉にはオーダーの仕方を書いた紙が貼ってあります。これによると注文は4ステップ。
【ステップ1】はそばの種類。韃靼蕎麦、田舎蕎麦、更科蕎麦、穂のか蕎麦の4種類からチョイスします。【ステップ2】はそばの量。小盛り150gが350円、並盛り300gが500円、大盛り450gが650円、特盛り600gが800円です。
【ステップ3】がそばを食べる形態。こちらは冷や盛り冷や汁、冷や盛り熱汁、冷やしぶっかけの3つから。【ステップ4】はトッピング。ネギ油、鬼おろし、生卵、揚げ玉、ダッタン蕎麦の実が各50円。とろろ、納豆、のり、ゆで卵、温泉卵が各100円。不要なら頼まなくてもOK。
立ち食いのみでキャパは12~15名
この日入店したのは昼のピークを過ぎた13時50分過ぎ。自販機はなく、注文口で店員さんに先ほどの【ステップ1】~【ステップ4】までを口頭でオーダーするシステムです。今回はトッピングはいらなかったので、「韃靼蕎麦の並盛りを冷や盛り冷や汁で」とオーダー。スムーズにオーダーできるか心配だったんですが、一時期京橋の「恵み屋」に足しげく通っていたことがあるので何か覚えていたようですね。「500円です」と店員さんが値段を言ってくれますのでその場で支払い、注文口前の前の立ち食いテーブルにスペースを確保し、出来上がりを待ちます。店内はイスはなく立ち食いのみ。注文口ともなっている立ち食いカウンター1本と、それぞれ4人、6人ぐらいが立ち食いできる立ち食いテーブルが2卓あり、合わせるとキャパは12~15名。先客は男性が3名。お店は調理担当のご店主と、店員さん1名の2名で切り盛りされていました。カウンターの上をチェックすると調味料は七味とわさび。
そばの風味をストレートに感じる韃靼そば
そして待つこと約3分で、呼ばれていただいてきたのがこちら。「韃靼そば 並盛り 冷や盛り冷や汁」(500円)。
そばアップ。やや黄色がかったそばです。
美しいのでさらにアップ。よく見ると太めのそばと細めのそばが混じっています。
さて、いただきます。まずは何もつけないで、ネギを適量投入したつゆをくぐらせていただくと、そばはコシがあり、なめらかで口当たりがいいですね。そばの風味をストレートに感じ、喉ごしも抜群。つゆはキリッとしていて辛め。シンプルだけどうまいですね。次にわさびをつけていただきます。ツーンとしたわさびの味が加わり、これもまた良し。食感がいいせいか、箸がどんどん進みます。残り3分の1は七味を振りかけてピリッとした辛さも楽しみました。そして残ったつゆにそば湯を加えて飲んで完食。ごちそうさまでした。
<地図>
<店舗データ>
◎住所:東京都千代田区内神田1-15-12 サトウビル1F
◎交通手段:小川町駅から309m
◎営業時間:[月~金]11:00~22:30[土]11:00~売切次第終了
◎定休日:日曜日・祝日