過去に紹介したお店で、これぞ名店と思った店の紹介記事を再掲します。今回ご紹介するのは東京・神田錦町にある「江戸切りそば居酒屋 江戸や」です。なお記事内容は2019年5月時点のものをベースにしていますので、価格が変わっていることもあります。ご了承下さい。
毎日信州からそばを取り寄せ
神田錦町の「江戸切りそば居酒屋 江戸や」は、夜は居酒屋にもなる路麺そば店。そばは打ちたてのそばを毎日信州より取り寄せているそう。場所は電車なら都営地下鉄「小川町駅」もしくは東京メトロ丸ノ内線「淡路町駅」が最寄駅。小川町の交差点から大手町方面に向かって3~4分直進し、イオン銀行のATMがある美土代町交差点を右折して徒歩2分ぐらい。神田警察通り沿い。
同じ通りの美土代町交差点寄りには山形肉そばで有名な「河北や」があります。
「だったんそば」もあり!
この日、入店したのはちょうどお昼時の12時15分ごろ。入口を入ってすぐ左手に自動券売機があり、ここで食券を買って奥の注文口で店主に渡してオーダーするシステム(ただし夜の居酒屋タイムは使えない模様)。価格はベースとなる「もりそば」が330円で、「かき揚げそば」が390円。「だったんそば」があり、かけ・もりが430円。
店内はカウンター5席、4人テーブル3卓、2人テーブル1卓。さらに臨時席みたいな感じで自動券売機前に1メートルぐらいの長さのテーブルがあって、そこにイスが一つあったので、キャパは20名。昼時なのでほぼ8割の席は近所のビジネスマンを中心とする男性で埋まっていました。食券を購入後、注文口の前に4名が並んでいたので最後尾につけ、順番がくるのを待ちます。どうやら店主がワンオペで一人ひとり注文に対応しているみたいですね。注文口の左上を見ると<店主のおすすめ>と書かれたつまみメニュー。
「かつおのたたき」380円など、300円台の魅力的なつまみが結構ありますね。
喉ごしのいいそば
一人の注文を聞いて調理を開始し、出来上がりを渡したら、次の客の注文を聞くという感じなので結構時間がかかります。4~5分待ってようやく自分の順番となりました。店主に食券を渡し、出来上がっていただいたのがこちら。「梅おろしそば」(430円)。
上から。トッピングはおろし、梅肉のほか、ネギと鰹節。スピード重視で仕上げたので、やや雑然としていてとっ散らかった感じ。
トレイを持って空いていた自動券売機の前の臨時席に座り、さて、いただきます。まずはそばから。ゆで置きですが、生そばでしっかりとコシがあって喉ごしがいいです。店内の貼り紙によると打ちたてのそばを毎日信州より取り寄せているとのこと。これはなかなか。つゆはやや濃い目。そのつゆが最初からおろしにたっぷりとかかっていて、本来主役具材となるはずのおろしの存在感はありません。もう一つの主役具材である梅肉はしっかりした味。市販の出来合のものと思いきや、いくつもタネがあったので店で梅から作っているのかも。この梅肉と濃い目のつゆで、全体的にはかなり塩っぱ目です。あと、しまった…と思ったのは、他のテーブルには調味料と共に丼に入った天かすと高菜が置いてあり、盛り放題になっているのですが、この臨時席には何も置いてなかったこと。特に入れるつもりもなかったんですが、なんか他の席にはあるものがないと損した気分になるじゃないですか。しょうがないのでそのまま食べ進めて完食。ごちそうさまでした。
<地図>
<店舗データ>
◎住所:東京都千代田区神田錦町1-4-8 ブロケードビル1F
◎交通手段:地下鉄「小川町駅」から徒歩7分
◎営業時間:[月~金]10:00~15:30 17:00~23:30[土]11:00~14:00
◎定休日:日曜・祝日