「川村屋」はJR根岸線「桜木町駅」改札すぐ隣にある立ち食いそば店。創業明治33年(1900年)と110年を超える歴史ある老舗です。
2014年1月に現在の地に移転
場所は「桜木町駅」の南改札を出てすぐ右手です。昔は今の場所の正面付近にあった記憶がありますが、久々に行ってみると移転してピカピカになっていました。駅に隣接して「CIAL桜木町」という建物ができており、その一角にある“停車場ビュッフェ”という飲食店街の端っこ。調べてみると移転したのは2014年1月末ということですからもう3年前ですね。入口はJR改札すぐ横と、反対側の野毛方面の2ヶ所。
こちらが野毛側の入り口。外にテーブルが2つ並んでいます。ここで食べるのも楽しそう。
店の外観を撮影していて目をひいたのは天ぷらそば・うどんを紹介した「駅そば基本形」というポスター。まあ、駅そばの基本は天ぷらですよね。「青汁」があるのもこの店の特徴です。
横浜ベイエリアということで、野毛側の入口横には英語のメニューも。なるほど!「かけそば」は「Plain(プレーン)」で、「天ぷらそば」は「With Tempura」と言うのか。
カツオ出汁の香り高いこだわりの“つゆ”
二つある入口を入ってすぐのところにそれぞれ自動券売機がありますので、そこで食券を買って店中央の注文カウンターでオーダーするシステム。店内は窓際に椅子付きのカウンターが13席と、厨房を囲む立ち食いカウンター。それに外のテーブルを合わせると全部で24~5人ぐらいのキャパです。厨房を囲むカウンターの前には揚げた天ぷらを並べたショーケースがあります。
厨房内にはピンクのTシャツに川村屋と書かれた紺色のエプロンをつけた4名のおばちゃん店員さん。返却コーナーの後ろにいる白のTシャツの男性店員さんは洗い場専門ですね。時刻は午後1時過ぎ。まだお昼のピークは続いており、次から次へと入ってくるお客さんの注文にチームプレイで対応しています。
注文カウンターで注文後、店内を見渡すとイス付きカウンターはほぼ満席。そのため、注文カウンターすぐ手前の天ぷらケース前に立ち食いスペースを確保し、1分ぐらいで出てきたのがこちら。駅そばの基本形「天ぷらそば」(370円)。「With Tempura」ってヤツですね。
上から。
まずそばを一口。ボソッとしてややゆで時間が短かった感じ。次につゆ。カツオ出汁の香りが強く、これはうまいですね。カウンターのところに、こだわってコストをかけてつくっているつゆなので追加は勘弁して欲しいといった貼り紙がありましたが、これは確かにクオリティが高いつゆです。そして天ぷらをいただきます。揚げ置きですがサクッとした感じはまだ残っています。つゆのうまさにハシも進みます。最初はボソッとしたそばですが、食べているうちにちょうどいい食感になってきました。そしてグズグズになった天ぷらの衣と共に最後の一滴まで飲み干して完食。ごちそうさまでした。
<私の評価(5段階)>
★★★☆☆ 3.8(まあまあ気に入った)
<地図>
<店舗データ>
◎住所:神奈川県横浜市中区桜木町1-1 桜木町駅構内
◎交通手段:JR根岸線「桜木町駅」改札横
◎営業時間:6:30~20:00
◎定休日:無休